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VCSEL世界市場、2020年に21億ドル規模

April, 11, 2016, Wellesley--BCCリサーチによると、VCSELの利用は、過去15年で光通信業界で大きく伸びた。同社の最新レポートは、家電や他のハイエンドアプリケーション向けの需要が増加していることから、VCSEL世界市場の5年予測では、CAGR 20%超で成長すると予測している。
 世界市場規模は、2015年の7億8160万ドルから、今後CAGR 21.9%で成長して、21億ドルに達する。最大セグメントである光ファイバデータ伝送は、2015年に2億4670万ドル、5年でCAGR 20.2%成長、2020年には6億1820万ドルに達する見込みだ。アナログブロードバンド信号伝送は、2015年に9370万ドルだったが、今後はCAGR 25.8%で成長して2020年には2億9530万ドルに達すると予測されている。
 世界中の企業と防衛サービスによる広範囲のVCSEL R&Dが、今では63.4%という高い出力変換効率を生み出している(他のタイプの市販レーザのパワー変換効率は20~25%)。ストレージエリアネットワーク(SAN)やLANなどの短距離通信では、VCSELは今後主要光源になると見なされている。長波長VCSELの開発では、より高帯域、低コスト、波長可変性と低駆動電流が焦点となっており、VCSELは将来的にパッシブ光アクセスネットワーク向けに現場で、また顧客プレミスで導入が拡大すると見られている。
 VCSELは、コンシューマエレクトロニクスでは、ジェスチャー認識や3Dセンシング技術で重要な役割を果たす。ポータブル電子デバイスでジェスチャ認識技術に対する継続的な需要により、電子機器でのVCSELセンター導入が進むと見られている。VCSELの高精度化は、もう1つの市場牽引力となっており、医療診断や治療学、視神経刺激、コンピュータX線撮像などの医療分野でのVCSEL採用が進んでいる。また、LEDと比較して、優れたパワー効率によりVCSELは近接センシングアプリケーションでも普及が拡大している。
 多くの大量利用のアプリケーションではVCSELは魅力的な技術になっている。「VCSELは、データ通信で広く普及している。これは、低エネルギー光ストレージ、サーバや大容量データセンタにおける高速スイッチングでの需要増によるものだ。加えて、超高密度磁気ストレージ、塗料硬化や商用印刷を含む工業加熱でのVCSEL需要増が、市場の成長に貢献すると見られている」とBCCリサーチ、Sinha Gauravアナリストはコメントしている。