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業界リーダー13社が共同でプラガブルモジュール速度を400Gbpsに増速

March, 29, 2016, Anaheim--QSFP-DDマルチソースアグリーメント(MSA)グループは、高速、倍密度クワッドスモールフォームファクタプラガブル(QSFP-DD)インタフェースの開発計画をOFCで発表した。MSAグループの主目的は、QSFP-DDの仕様を決め、業界での普及を促進すること。
 シスコ・ビジュアルネットワーキングインデクス(VNI)予測によると、飛躍的なトラフィック増の要因に含まれるのは、インターネットユーザ、パーソナルデバイス、M2M接続、ブロードバンド速度の高速化などの世界的増加、および先進的ビデオサービスの普及。QSFP-DDの開発は、高帯域インタフェースを実現することによりこのような増加一途の世界的帯域消費に対処する。
 新しいQSFP-DDインタフェースは、QSFPプラガブルフォームファクタを発展させたもの。これは、広く採用されている4レーン電気インタフェースで、Ethernetスイッチに使用されており、これによってスイッチ間、サーバ間の相互接続が可能になる。QSFPの4電気レーンは10Gbpsまたは25Gbpsで動作し、40Gbpsまたは100Gbpsアグリゲートのソリューションとなっている。新しいQSFP-DDプラガブルフォームファクタの電気インタフェースは、8レーンを採用し、25Gbps NRZ変調または50Gbps PAM4変調で動作する。これにより200Gbpsまたは400Gbpsアグリゲートソリューションが可能になる。これは、単一のスイッチスロットで最大14.4Tb/sアグリゲートを可能にし、データセンタトラフィックの急拡大に対処する。
 QSFP-DDモジュールをサポートするように設計されたシステムは下位互換性もあり、既存のQSFPファミリモジュールをサポートできる。これは、エンドユーザやシステム設計者に高度な柔軟性を提供することになる。
 QSFP-DD MSAグループは、倍密度インタフェース実現の技術課題に取り組んでいる。また、異なるモジュールメーカーが生産するモジュールコンポーネントの機械的、電気的、熱的、シグナルインテグリティ互換性を保証する技術課題にも取り組んでいる。これにより、QSFP-DDプラガブルインタフェースのネットワーキング装置への実装促進、動作容易化が可能になる。
 ポート密度を維持しながらスイッチ帯域の4倍アグリゲートを可能にすることで、QSFP-DDはネットワーク業界が継続的なネットワーク帯域要求の伸びをサポートできるようにする。
 MSA創設発起人に含まれるのは、Broadcom, Brocade, Cisco, Finisar, Foxconn Interconnect Technology, Intel, Juniper Networks, Lumentum, Luxtera, Mellanox Technologies, Molex, Oclaro, TE Connectivity。