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NEC、グアム島とサイパン島を結ぶ光海底ケーブル「ATISA」を受注

March, 16, 2016, 東京--NECは、米領グアム島と北マリアナ諸島のサイパン島を結ぶ光海底ケーブル敷設プロジェクト「ATISA」をグアムの大手通信事業者DOCOMO PACIFIC社から受注した。ケーブルの稼働開始は2017年春の予定。
 ケーブルは、グアム島とサイパン島を結び、ロタ島ならびにテニアン島に分岐する総延長距離約280kmの光海底ケーブル。また、1波長あたり100Gbpsとなる最新の光波長多重方式に対応している。
 このケーブルはグアム島並びに北マリアナ諸島の通信インフラ増強を目的に建設されるものであり、同地域の情報化を加速させる通信基盤として期待されている。
 NECは、過去40年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーで、地球5周分のべ20万kmを超える敷設実績があり、日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有している。また、陸上に設置する光伝送端局装置、光海底中継器や光海底ケーブルなどの製造、海洋調査とルート設計、光海底ケーブルシステムの据付・敷設工事、訓練から引渡試験まで、全てをシステムインテグレータとして提供している。特に、深海8,000mの水圧に耐えられる光海底ケーブルは、日本で唯一製造可能なNECの子会社である株式会社OCCが担当している。