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3Dスキャナが事件現場で科学捜査を手助け

3D-scanner-track-Fraunhofer-IOF

February, 27, 2020, Jena--犯人が残した靴跡やタイヤ痕を見つけると、科学捜査は、通常、石膏でそのような靴跡、タイヤ痕を採る。これは、時間のかかる手順であり、跡も壊される。フラウンホーファーIOFのポータブル3Dスキャナを使うと、そのような跡は、数秒で非破壊的に採ることができる。新しい「3DFスキャナ」は、2月にGPEC警察装置トレードフェアで紹介された。

TVの犯罪シリーズでは、警察署長が死体を見つけると、科学捜査がDNAトレースを集め、指紋を採取し、写真を撮り、靴跡、タイヤ痕、他の跡を石膏で取る。犯罪捜査部の実際の証拠確保は、同じように行われる。しかし、写真の情報内容は限られている。例えば、それらから深さ情報を引き出すことはできない。靴跡などに石膏を流し込むことには限界がある。一方で、石膏を流し込むと跡は破壊される。他方、石膏は固化するまでに時間が必要である、特に濡れた、あるいは寒い環境では、固化が難しい。

ポータブルデバイスは非接触動作であり、取扱が容易
 ポータブル「3DFスキャナ」により、破壊することなく跡を容易に迅速に採ることができる。これはフラウンホーファーIOFが産業パートナーとともに開発した。IOFの研究者、Roland Rammは、「スキャナは、跡を3次元で記録する。重量はわずか4.3kg、非常に軽量、バッテリ動作、天候や温度に対して堅牢。加えて、それは非接触で動作するので、跡はスキャニング後にもまだ完全なままである」と説明している。そのデバイスは、微細構造でも高信頼に検出する。分解能は200µm以下。靴のサイズ、ブランドよりも、靴プロファイルの小さなキズが重要である。犯罪捜査部がそれを使って靴跡から特定の靴を指定することができるからである。

日常的には、そのスキャナを用いた検査は、こうなる。科学捜査がそのデバイスを、例えば、靴跡の上に保持し、記録を開始する。同時に、そのスキャナに取り付けたカメラが写真を撮る。数秒後、ユーザは、組込ディスプレイでプレビュー画像を見る。これで、ユーザは、画像部分が適合しているか、画像が鮮明かどうかを見て、最初の結果を受け取る。詳細な評価は研究室が引き継ぐ、通常、他の担当者が行うからである。ここで、例えば、インプリントの長さ、靴プロファイルの深さが分析され、他の犯罪現場、あるいは犯人の靴跡と比較できる。

跡を3次元計測するために、研究者はパタンプロジェクタを利用した。2つのカメラの各々が、わずかに違う角度から写真を撮る、一方小さなプロジェクタがストライプパタンを跡に投影する。計測不確かさは、わずか20~100 µmである。データの有効性は、プラスタで採ったデータと比較して、高くないとしても、少なくとも同程度の高い。
(詳細は、https://www.iof.fraunhofer.de)