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産総研、深層学習による赤外線画像のカラー化技術を開発

February, 7, 2020, つくば--つくば―産業技術総合研究所(産総研)分析計測標準研究部門ナノ分光計測研究グループ 永宗靖主任研究員は、多層の人工ニューラルネットワークを用いた深層学習による赤外線画像の可視光カラー化技術を開発した。これにより、これまでモノクロや近似的なカラーでしか表示できなかった赤外線暗視画像を、可視光下での色に非常に近いカラーで表示することができるようになった。

 今回、画像の特徴量を抽出し学習することができるCNNと時系列情報間の関連性を学習することができるRNNという深層学習の手法を基本に、輝度情報と色情報を同時に学習するモデルを構築することで、赤外線静止画や赤外線動画を可視光カラー化する技術を開発した。

産総研によると、開発技術をさらに改善することで、視認性の高いセキュリティーカメラや夜行性動物の生態記録などへの応用が期待される。
(詳細は、https://www.aist.go.jp)