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東京工科大学、ゲノムのメチル化レベルの簡便な測定法を開発

March, 8, 2017, 東京--東京工科大学応用生物学部の吉田亘助教、軽部征夫教授らの研究グループは、がんの診断に有益なゲノムのメチル化レベルを簡便に測定する新たな方法の開発に成功した。同グループがすでに開発したがん遺伝子のメチル化レベル測定法と組み合わせることで、より正確ながん診断への応用が期待される。
 研究では、メチル化DNAに結合するタンパク質(methyl-CpG binding domain)とホタルルシフェラーゼ(※3)を融合させた人工タンパク質を合成した。
 この人工タンパク質を、ヒトゲノムDNA中のメチル化シトシンに結合させる際に、ヒトゲノムDNAに結合する蛍光物質を加えておくと、ルシフェラーゼの発光により、蛍光を発することを発見した。
 この蛍光強度は、ヒトゲノム中のメチル化シトシン量に依存するため、ヒトゲノムDNAに本人工タンパク質、蛍光物質、及びルシフェラーゼの基質を加えるだけで簡単にヒトゲノムDNAのメチル化レベルを測定できることを示した。
 新たに開発した手法では、検体に試薬を加え、蛍光強度を測定するだけで簡単にゲノムのメチル化レベルを測定できる。今後、この蛍光強度をスマートフォンで検出する方法を開発することで、在宅で誰でも簡単にがん診断が可能になることが期待される。