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Nitride、マイクロR・G・B+UV-LEDチップお試しキット販売開始

October, 28, 2022, 鳴門市--ナイトライドは、従来のマイクロ紫外線(UV)LEDピーク波長385nmに加えて、赤(R)LEDピーク波長620nm、緑(G)LEDピーク波長510nm、青(B)LEDピーク波長450nmの3種類の可視光のマイクロLEDの高効率発光に成功した。

 ナイトライドは、UV-LED専門メーカーとして、2018年、サイズ12µm×24µmmマイクロUV-LEDの高効率発光に成功し(特許取得済)、既に多くのユーザーに、サンプル供給を行っている。可視光LEDの赤、青、緑色のマイクロサイズのチップの要望が多いことから、可視光LEDの開発も行ってきた。今回、特に、実現が難しいとされる赤色LEDに関して、従来のガリウムヒ素(GaAs)、もしくは、ガリウム燐(GaP)といった材料ではなく、インジウム窒化ガリウム(InGaN)で、チップサイズ24µm×48µm赤色の発光に成功した。(緑、青は、12μm×24μm)
 ユーザーが各色の特徴を比較できるようにマイクロLEDチップお試しキット(赤、青、緑、UVの4種類の波長のマイクロLED一式セット)の販売を開始した。

マイクロR・G・B+UV-LEDチップお試しキット販売
 MOCVD装置でサファイア基板上に成長した、InGaN系LED波長620nm赤色LED、波長510nm緑色LED、波長450nm青色LEDの3種類のウエハから切り出したブロック3枚に波長385nmのUVLEDのブロック1枚、合計4が1セットになる。1ブロックのサイズは17mm×13mmで、マイクロチップサイズ12µm×24µmから最大288µm×288µmまでの9種類の様々なサイズのマイクロチップがサファイア基板の上に載っている。

(但し、赤色で発光する最小チップサイズは、24µm×48µm、それ以下のサイズは非発光)

 開発者が、microLEDディスプレイを量産するにあたって、様々な波長、及びサイズのチップを試して、最適なチップを選択できるよう、このキットを販売。

 量産にあたっては、最適な波長及びサイズのチップ1種類を、顧客の要望に応じて、4インチもしくは6インチサファイア基板にエピウエハを成長して、マイクロLEDチッププロセス加工を行う。
(詳細は、http://www.nitride.co.jp)