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ams Osram、初の2835パッケージ量子ドットLED

July, 27, 2021, Regensburg--ams Osramは、新しい量子ドットLEDを発表。LED技術は、何年も前から勢いづいており、一般照明向けの高品質で、エネルギー効率のよいソリューションに対する需要が増加している。Osramのようなメーカーは、この要求に応えるLEDsの開発に専念してきた。Osconiq E 2835 CRI 90 (QD)は、高い演色、暖色でも効率値を新たなレベルに押し上げた特別な2835パッケージは、照明器具メーカーにさらなるシステム的利点を提供している。

量子ドットは、青色光を照射すると、そのサイズに依存して様々な波長の光を放出する特殊な半導体粒子。その独自の特性により、暖白色スペクトルで、所望の色温度および傑出した効率値の極めて正確な調整ができる。「当社が特別に開発した量子ドット蛍光体で、われわれは一般照明アプリケーションにこの技術を提供できる市場で唯一のメーカーである。Osconiq E 2835は、確立された2835パッケージで利用できるこの種のもので唯一のLEDでもあり、非常に均質な照明であることを強く印象づけている」とams Osramの製品マネージメントイルミネーションディレクタ、Peter Naegeleinは話している。

Osconiq E 2835 CRI 90 (QD)は、色温度2200から6500Kで利用でき、200 lm/Wを超える傑出した効率値を達成している。省スペース2.8 mm x 3.5 mm、0.5Wコンポーネントは、特にコンパクトで効率的な照明設計を可能にする。量子ドットの優れた吸収挙動は、必要なナノ粒子の量を減らす。一般照明の他の蛍光体と違い、量子ドットベースのソリューションは、まだ開発の初期段階であり、今後の製品世代で実現できる未来は極めて有望。ams Osramの量子ドットの特徴は、保護パッケージに収められていること。これにより量子ドットは、よりロバストになり、湿気や他の外的影響から保護される。この特別なエンカプセル技術により、要求の厳しいLED内の「オンチップ」動作で小さな粒子を使えるようになる。

そのLEDは、光源のエネルギー効率に関する単一照明規制(SLR)の厳しい要件を満たしている。これは、2021年9月にヨーロッパでは義務的になる見込。新ガイドラインの一部は、中でも、飽和レッドの値>50、いわゆるR9値である。R1~R8は、CRI決定に用いられる。各R-値は、特定色を表している。

Osconiq E 2835は、2つの別のバージョンでも提供する。オフィスや小売店照明ソリューション向けCRI 80コンポーネント、Osconiq E2835 Cyanは、人体のメラトニン生成を抑制する青色波長範囲に特別なピークがあり、Human Centric Lighting ソリューションに理想的である。

(詳細は、https://www.osram.com/)