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VR/MR/ARの視線追跡用途に超小型赤外LED「CSL1501RW」を開発

December, 2, 2020, 京都--ローム株式会社は、VR/MR/AR機能を搭載するゲーム機や産業分野のヘッドセット、ヘッドマウントディスプレイに向けて、側面発光(サイドビュー)タイプの超小型赤外LED「CSL1501RW」を開発した。

「CSL1501RW」は、赤外(ピーク波長 860nm)LEDとして、超小型サイズ(業界最小クラス1.0mm × 0.55mm, t=0.5mm)で、実装面に対して側面に光を出すことができるため、アプリケーションに高いデザイン自由度を提供する。また、ロームの強みである素子製造工程からの開発により発光効率を向上したことで、消費電力を従来品比20%以上削減できるため、性能向上を求めるVR/MR/ARアプリケーションの視線追跡用光源に最適。

製品は、2020年11月よりサンプル出荷(サンプル価格 100円/個:税抜)を開始しており、2021年3月から当面月産100万個の体制で量産を開始する予定。

新製品の特長
1.高いデザイン自由度を提供する側面発光タイプの超小型赤外LED
新製品「CSL1501RW」は、ロームの超小型チップLED「PICOLEDシリーズ」において、業界最小クラスの1.0mm × 0.55mm, t=0.5mmサイズを実現した赤外(ピーク波長 860nm)LED。加えて、実装面に対して側面に発光することで、アプリケーションに高いデザイン自由度を提供できるため、VR/MR/ARの視線追跡用光源に最適。

2.消費電力を従来品比20%削減し、長時間動作に貢献
素子製造工程からの開発により、従来品と比較して、放射強度を高めて発光効率を向上したことで、消費電力を20%以上削減(放射強度1mW/sr時、0.24Wから0.18Wに削減)することが可能。省電力化によりアプリケーションの長時間動作に貢献。

3.超小型でありながら高信頼性を確保
実装信頼性比較
ロームの徹底した品質設計により、高出力素子に見合ったパッケージを新規設計しており、超小型でありながら高い実装信頼性を確保している。超小型製品の懸念である、基板実装後に素子接着素材のはみ出しに起因する不点灯などの不具合を起こさない。
(詳細は、https://www.rohm.co.jp)