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OSRAM、モバイル機器のアイトラッキングに最適の超低背IRED

December, 9, 2015, Regensburg--オスラム(Osram Opto Semiconductors)のSFH 4770Sは、ハイパワークラスで現在最もコンパクトな赤外LED(IRED)である。その低背は、スマートフォンやタブレットには特に有益である。ティピカル1200mWの高い光出力と広い発光特性により、このIREDは顔認証や視線追跡装置に適している。これらのアプリケーションは、通常のダブルクリックの代わりに瞬きに反応して活性化する。
 新しい記録エミッタの基盤はSyniosパッケージで、これは自動車アプリケーションのための可視光範囲のLEDs向けにしばらく前にOsramが発表したものである。パッケージは非常にコンパクトで、わずか2.7×2.0×0.6㎜。また最適の光抽出が得られる。SFH 4770Sは、赤外エミッタでこのパッケージが使用された初めてコンポーネント。IREDにインストールされているのは、波長850nmの1㎜2エミッタチップ。ここでは、ナノスタック技術を利用し発光センタは2つある。全体として、このコンポーネントから、ただ1個のチップで、電流1Aでティピカル1200mWの光出力が得られる。
 高さわずか0.6㎜、SFH 4770Sは、その出力クラスでこれまでに発表されたどんなIREDsよりも低背になっている。したがって、限られたスペースで広い一様な照度を必要とするデザインには極めて魅力的になる。これは、特にスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器の場合である。
 発光角度120°は、ターゲットエリアが均一に照明されることを保証する。この発光特性でさえ、SFH 4770Sは、その高出力により、1Aでティピカル放射強度375mW/srを達成する。このため、このIREDは顔認証、視線追跡装置に理想的。このようなシステムでは、ユーザの顔が均一に明るくなる必要があるからである。
 SFH 4770Sは、最初の顧客プロジェクトでは求めに応じてすでに提供している。量産スタートは、2016年末の予定。