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OLED市場成長の原動力はスマートフォン、TVのOLED需要

September, 18, 2015, Wellesley--BCCリサーチによると、有機LED(OLED)世界市場は、2013年、2014年にそれぞれ21億ドル、25億ドルに達した。この市場は、2015-2020年の期間にCAGR 25.7%で成長して、2015年には31億ドル、2020年には96億ドルに達する見込だ。
 最大市場、APAC地域はCAGR 24.1%で成長、APACに次いで大きなヨーロッパ市場はCAGR 29.8%で成長する。北米は、この予測期間でCAGR 26.8%成長が見込まれている。
 OLEDは、一続きの有機フィルムをカソードとアノードの間に押し込んだディスプレイデバイス。OLEDは、電気-リン光原理で動作する。OLEDセルに電圧を印可することで、電気が、ガラス基板内に押し込められたOLED材料を透過する時に発光する。OLEDは本質的に放射性技術であり、LCDで必要となる大きくて高価なバックライトユニットを必要としない。
 スマートフォンの利用増と爆発的な普及が、世界の様々な地域でOLEDディスプレイ成長をサポートする主要因。
 「有機材料分野における最近の開発によって寿命が延び、コントラスト比が改善されたことが、モバイルフォン、デジタルカメラディスプレイなどエンドユーザアプリケーションでOLED利用拡大の原動力となっている」とBCCリサーチのアナリスト、Abhigyan Gupta氏は指摘している。「アクティブマトリクス有機LED(AMOLED)の量産により、TVでもOLEDの利用が可能になっている。アプリケーションに特化したOLED分野のR&Dにより、このニッチ市場の一層の展開が期待されている」。
 「OLED:技術と世界市場」はOLEDの世界市場と技術を展望しており、業界内の経済、政治、法/既成環境問題を分析している。レポートは、2019年までのトレンドと収益の予測も含む。