オランダの研究者、LEDによるイチゴの味改善を実証

January, 15, 2015, Washington--イチゴは秋に光を浴びると味がよくなる。ビタミンC含有量と生産量も同様に高まる。これは、ヴァーヘニンゲンURグリーンハウス・ホーティカルチャ(Wageningen UR Greenhouse Hortriculture)の研究成果。昨年8月20日、グリーンハウスにイチゴを植え、照明3システムと多様な5種で実験した。スタートは39週から。
　LED照明はイチゴの真上に設置して主に葉(リーフライティング)または実(フルーツライティング)に照射。照明周期は1日に14時間から始め、後に10時間に減らした。また、LEDランプはグリーンハウスの最上位に設置して使用。41週から照明点灯は、照射と瞬間照射とする。
　最初の結果から、葉または実に余分に照明を当てると味がよくなることが分かっている。この効果は、特に11月の初めから見られた。実は甘くなり、香りがよくなり、フルーティ得点が高くなった。また、測定した屈折と酸味が増加した。イチゴは通常、ビタミンC含有量が高いが、照明により抗酸化物質が増した。余分の照明によって、生産量は11月末までに約15％増となった。葉と実への照射による差はほとんどなかった。
　一般に知られているように、種類による味の違いは大きい。