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Nitride 、UV-LEDに関する米国での特許権侵害訴訟における和解成立

June, 14, 2022, 徳島県--Nitride Semiconductors Co., Ltd. (“Nitride”)は電気部品販売業者であるDigi-Key Corporation(「Digikey」)に対し、Digikeyが販売するUV-LED製品を対象として、特許訴訟を米国ミネソタ州連邦地方裁判所に提起していたが、Digikeyとの間で和解が成立したと発表した。

同社は、UV-LED業界で最も早く創業した企業の一つ。Nitrideは、徳島大学酒井士郎名誉教授と共同で2000年に世界で初めて高効率UV-LEDの開発に成功し、以降、UV-LED製品を製造・販売しているUV-LEDのパイオニア企業。これまで、困難を極めたUV-LED開発・改良に大きな研究開発投資をしてきた。

NitrideのUV-LEDに関する特許技術を守るために、同社は、2017年以降、同社特許権侵害行為に対する法的措置を講じてきた。2020年には、米国カリフォルニア州北部地区連邦地裁において、NitrideのUV-LEDに関する特許権を侵害していたRayVioに対する勝訴判決を得た。同判決は、Nitride特許権の有効性についても同社に有利に判断したものである。また、米国特許庁は、RayVioが請求したIPR手続において、Nitride特許権の重要なクレームの有効性を確認する決定を出している。
さらには、現在、NitrideとUV-LEDサプライヤーであるLite-On Technology Corporation及びCrystal IS, Inc.との間の特許訴訟が米国テキサス州西部地区連邦地方裁判所及び米国ニューヨーク州北部地区連邦地方裁判所に係属中である。
(参照、http://www.nitride.co.jp/news/news20220526.html)