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ディスプレイ市場、2024年に1677億ドル

June, 18, 2019, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「ディスプレイ市場、製品(スマートフォン、ウエアラブル、TV、自動車、サイネージ)、技術(LCD、OLED、直視型LED、microLED)、パネルサイズ(マイクロ、小型&中型、大型)、産業、地域、2024年までのグローバル予測」によると、ディスプレイパネル市場は、2019年の1377億ドルから、2019-2024年にCAGR 4.0%成長で、2024年には1677億ドルに達する見込である。
 スマートフォンでOLEDディスプレイ採用増、フレキシブルディスプレイパネル高需要、増加する政府の支援、新しいOLEDやLCDパネル製造工場建設への投資増が、ディスプレイ市場の主要な成長要因である。とは言え、TVs、タブレット、モニタ向けのディスプレイパネルの飽和した出荷が、予測期間にディスプレイパネル成長を阻害すると見られている。ディスプレイパネルの変動する平均販売価格(ASP)、複雑なサプライチェーンと製造プロセス、新しいディスプレイ技術ベース製品関連の高コストは、市場におけるディスプレイパネルメーカーが直面している主要課題である。

2018年ディスプレイパネル市場でスマートフォンが最大シェア
 2018年スマートフォンが市場で最大シェアだった。スマートフォン産業は、過去5年、大きな技術進歩を遂げた。OLEDティスプレイが大きく進入してきた。スマートフォンは、より高度に、魅力的に、使いやすく、高解像度になった。この成長は、主にOLEDやフレキシブルディスプレイの採用増によるものである。高価格フレキシブルOLEDデイスプレイパネルの出荷は、急速に増加している。このトレンドは、予測期間中に続くと見られている。APACは、スマートフォンディスプレイパネル需要に関しては主要地域である。Samsung、 Sony、Panasonic、Huawei、Xiaomi、Oppo、Vivoなどのスマートフォンベンダーが存在するからである。APACは、引き続き、予測期間に最大市場シェアを占める。

MicroLED技術市場は、2019-2024に最高CAGRが予測されている
 MicroLED技術市場は、2019-2024年に最高CAGRで成長すると見られている。MicroLED技術は、開発段階であるが、幅広いディスプレイアプリケーションをサポートすることで、既存ディスプレイ市場を破壊する可能性がある。MicroLED技術は、どんなサイズのディスプレイにも適用可能である。しかし、製造プロセスやマストランスファ、歩留まりは、パネルサイズで異なる。2019年、スマートフォンやHMDsでMicroLEDが商用化され、MicroLEDディスプレイ市場は、予測期間に急速に増加すると予測されている。TVs、HUDs、スマートフォンなど、他の製品での商用化も、この期間に予想されている。

予測期間にAPACが最高CAGRで成長
 APAC市場は、予測期間に最高CAGRで成長する見込である。APACは、ディスプレイパネルの製造と消費の主要市場である。韓国、中国、日本などの諸国でディスプレイパネルの高需要が、グローバル市場におけるAPAC優位の主因である。複数の大手オリジナルブランドメーカー、ほとんどのディスプレイパネルメーカーがAPAC地域に存在する。中国は、予測期間に最大市場を維持する見込である。中国には、強力なディスプレイパネル製造能力を持つ複数のディスプレイパネルメーカー(また、多数の主要製品メーカー)が存在するからである。