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激化する貿易戦争がLED産業の供給過剰状況を悪化させる可能性

October, 3, 2018, Taipei--トレンドフォース(TrnedForce)のLEDinside部門の最新レポート、LED産業需給データベースによると、世界のLED産業は、前年比4%成長で、2018年に187億9600万ドルに達する見込である。供給過剰状況がLED価格下落に影響し、最終市場の需要での貿易戦争激化の影響と相俟って、市場は減速している。
 LEDinsideによると、中国メーカーの量産能力拡大は、需要の成長を上回って、市場の供給過剰の引き金を引いた。中国のLEDメーカーは、元は、製造能力を拡大することで収益と利益を拡大するつもりだったが、ASPの下落は、中国メーカーにとって市場状況を一層困難にした。今年上半期、市場は、LEDチップによっては20%から30%価格が下落したものもあるが、LEDinsideは、短期的には価格下落は一段と鋭くなると見ている。現在の価格水準はほぼコストに近づいた。

台湾LEDメーカーは、中国からパッケージング工場を引き上げる
 需要側では、LEDメーカーの北米や他の新興市場への輸出は、貿易戦争と通貨下落に大きく影響されている。9月24日発効の次の関税の波で、10%の関税が中国製品に課せられる。これには、LED照明関連製品の30以上にカテゴリーが含まれる。中国のLED照明輸出の約70%、80億ドルの製品が、2019年1月1日までにさらに25%高関税に直面することになる。
 LEDinsideは、この関税は中国のLEDパッケージング企業や照明製品メーカーにも影響を及ぼすと見ている。海外のクライアントからのオーダーが大きく減少すると考えられからだ。これは、今度はサプライチェーン上流でLEDチップ需要を減らす。
 世界のLED産業の展望を変えることになる可能性がある貿易戦争の影響にもかかわらず、LEDinsideは、照明製品は短期的には依然として中国で製造されると見ている。サプライチェーンはほとんど変わらない。コンポーネントや電気メッキプロセスのサプライチェーンは、かなり以前に中国で確立されているからである。米国のLED照明メーカーの中には、関税とコスト上昇のために、米国市場における製品価格上昇をすでに報告しているところもある。中国に製造工場を持つ台湾のLEDメーカーは、課税を逃れるために、北米輸出前にアセンブリを台湾に戻す動きが出てくる可能性がある。長期的に競争力を維持するために、LED企業は、生産工場を中国から移転する。目的は、貿易問題の影響を最小化することである。