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フレキシブルディスプレイ出荷、2017年に急増

December, 15, 2016, London--IHS Markitによると、フレキシブルディスプレイ技術を使って設計するスマートフォンメーカーが増えているので、2017年のフレキシブルディスプレイの出荷は、2016年比で135%増、1億3900万ユニットに達する見込みである。2017年には、フレキシブルディスプレイは、ティスプレイ総出荷数量の3.8%を構成する。
 VivoとXiaomiが、2016年にフレキシブル・アクティブマトリクス式有機発光ダイオード(AMOLED)を採用した初のスマートフォンを発売した。一方で、多くの他のメーカーが独自の折り畳み式(または、折り曲げ可能、デュアルエッジ・カーブ)スマートフォン設計の開発を計画している。特に、Appleは2017年にフレキシブルAMOLEDディスプレイを採用した新しいiPhoneを発売すると見られており、これによってフレキシブルAMOLEDパネルの予想重要が激増する。フレキシブルAMOLEDは、2017年には全OLEDディスプレイ出荷の20%を構成する見込みである。
 IHS Markitのディスプレイ調査、主席アナリスト、Jerry Kangによると、2016年中はフレキシブルAMOLEDの製造能力に限界があった。しかし、2017年にはSamsung Display やLG Displayが新工場の稼働をスタートさせ、フレキシブルディスプレイの供給能力が増加するので、厳しい供給状況は変わると見られている。
 IHS Markitの「フレキシブルディスプレイ市場トラッカー」レポートによると、スマートフォンが2016年のフレキシブルディスプレイ総供給量の76%を占め、残りがスマートウォッチだった。しかしフレキシブルディスプレイの他のアプリケーション(タブレットPC、ニアアイVRデバイス、自動車モニタ、OLED TV)向け供給は、2023年までは大きくならないと見られている。