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LZH、宇宙品質アレキサンドライトレーザ結晶サプライチェーン計画

May, 14, 2020, Hannover--EUプロジェクト「高出力宇宙用途向けの高性能アレキサンドライト結晶とコーティング 」”High Performance Alexandrite Crystals and Coatings for High Power Space Applications” (GALACTIC)で、LZHは、宇宙品質高性能レーザ結晶AlexandriteのヨーロッパだけのサプライチェーンをOptomaterials S.r.l. (イタリア)およびAltechna Coatings UAB (リトアニア)のパートナーと協力して開発する意向である。これらのレーザ結晶は、宇宙の地球観察衛星で利用される予定である。

地球観察衛星のレーザシステムは、地球の大気や表面の分析用データを生成する。これまで、ネオジウム添加イットリウムアルミニウムガーネット(Nd:YAG)でできたレーザ結晶が使われてきた。しかしNd:YAG結晶の出力波長は、チューニングできない。Alexandrite結晶は、本質的にチューニングでき、また熱伝導性や破壊強度などの他の基本特性でNd:YAG結晶よりも優れている。したがって、European Space Agency (ESA)は現在、こらの結晶が将来YAG結晶を置き換えられるかどうかを検討している。

しかし、このための必須条件は、宇宙品質Alexandriteレーザ結晶が十分に利用できることである。米国は、Alexandriteレーザ結晶市場で優位を占めているが、それらはヨーロッパでは産業製品としてすでに利用可能である。GALACTICプロジェクトのパートナーは、ヨーロッパAlexandriteレーザ結晶の「技術成熟度レベル」Technology Readiness Level (TRL)をハイパフォーマンス宇宙アプリケーション向けに現在のTRL4からTRL6に引き上げる意向である。