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ロシア研究者、レーザオプティクスの効果的、安価な製法を発見

January, 6, 2020, Washington--IKBFU(バルト連邦大学)の研究チームは、レーザオプティクスの根本的に新しい製法を開発した。これは、イッテルビウム希土類金属イオンとその酸化物の利用に基づいている。研究成果は、Optics Communicationsに発表された。

“Fabrika” Science and Technology Parkのシニア研究者、物理学Ph.D、Anna Tsibulnikovaは、「実験中、三価のイッテルビウムイオンが、同じイオンと相互作用し、赤外照射下で赤く光るのが確認された。以前、そのような発光メカニズムは、複数の希土類元素を含む系でのみ観察された。例えば、イッテルビウム、ツリウム、ホロニウム、エルビウム。このことの意味は、レーザオブティクスの製造を大幅に簡素化、安価にできるということである。希土類金属は非常に高価な物質であるので、レーザ媒体の製造にイッテルビウム酸化物だけを使用すると大幅なコスト低減になる」と説明している。

とは言え、新しい方法は、これに適しているだけではない。Anna Tsibulnikovaによると、得られた微細粉末は簡単にガラス媒体に組み込むことができ、新たな光学特性が生ずる。また、超高温(最高1000℃)と低温(77K)への耐性能力により強力な赤色レーザ放射生成が可能になる。

研究者は、新技術がレーザ構築だけではなく、暗視ゴーグル製造にも使えると考えている。酸化イッテルビウムベースで粉末にした粉末は、赤色光の強力ストリームを生成することができ、従来の技術を用いて作製されたレンズのデバイスよりも、画像が鮮明になる。

この「不思議な粉末」の創製は、”Fabrika” Science and Technology Parkの最先端の装置によって可能になった。現在、IKBFU研究者は、新たな光学環境の創設に取り組んでおり、それはレーザパワーを強化すりものとなる。新たな発見と発表は今後のことである。

(詳細は、http://eng.kantiana.ru/)