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MITスピンアウト、商用自動3Dプリンター

June, 8, 2017, Hannover--MITスピンアウトNew Valence Robotics (NVBOTS)は、完全自動化商用3Dプリンターを市場に投入した。このプリンターは、クラウドベースのキューイングと自動パーツ移動機能を備えており、プリントは多くのユーザーにとって迅速かつ容易になり、部品当たりのコストが下がる。
 プリンター、NVProを使用するには、ユーザーはデバイスからプロジェクトを提出し、それがNVCloudソフトウエアに並ぶ。1つの部品がプリントされると、格納式ブレードがピースを切断して、それをビンの中に移動し、次のプロジェクトが自動的に始まる。プロジェクトは、ウェブカメラで遠隔モニタリングできる。
 プリンターは、数年前にMITで開発され、昨年4月に商用化された。現在100を超えるビジネスや学校で使用されている。スタートアップによると、昨年で、84000超のプリントが行われ、165000以上の労働時間の節約となった。
 スタートアップの研究機関、 NVLabsは現在、3Dプリンティングのためにセキュリティの強化、ビッグデータの解析、材料への取り組み、人とロボットのインタフェースの改善を行っている。1月に、NVLabsはDigital Alloysをスピンアウトした。同社は、従来のシステムよりもローコストで動作する高速、マルチメタル製造システムを開発している。
 同社の共同創始者/チェア、Alfonso Perez氏は、「われわれのミッションは、どんな材料でも、いつでも、世界のどこからでもプリントできるようにすることだ」と語っている。
 Perezによると、NVLabsとDigital Alloysは、3Dプリンティングでさらなるイノベーションを起こそうとしている。
 Digital Alloysは、新しいプリントヘッドを開発している。これは、航空宇宙、防衛、自動車アプリケーション向けに、従来法よりも極めて高速にマルチメタルプリントができる。
 慣例的に、金属プリンティングシステムはレイヤ毎の作業である。粉末の1レイヤは、約20~50µm厚であり、それが面全体に広がる。そのプレートの上方に位置決めしたレーザが、下のレイヤに対して1つの粉末層を溶かす。対象が完了するまでこれが繰り返される。Digital Alloysのプロセスは、材料としてもっと太いワイヤを使うので、構築はもっと速い。Perezによると、金属プリンティングの業界リーダーは、1日に2kgを生産するが、それに対してDigital Alloysは20kg生産する。
 NVLabsは、パフォーマンス改善のためにNVBOTSプリンターのデータを収集している。ユーザーがプリントするたびに、特に、その仕事の成功、品質、長さ、材料についてのデータを集める。発売以来、同社は製造プロセス関連で3.8テラバイトのデータを生成した。研究室は、セキュリティ、人と機械のインタフェースの改善に取り組んでおり、また、主要課題として、どんなプラスチックでも3Dプリンティングできるようにする。
(詳細は、www.mit.edu)