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ダイナミックビームシェイピングで切断品質向上

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October, 31, 2016, Dresden--フラウンホーファーIWSは、切断品質向上となるような、レーザビーム溶融切断プロセス最適化のための画期的なソリューションに取り組んでいる。こうすることで、切断市場で固体レーザが万能レーザビーム光源としての主導的地位を拡大できる。
 レーザ切断装置購入決定の根拠は、高品質、最大送り速度、少ない投資と運用コストである。過去数年、ファイバレーザと固体レーザが薄い金属シート切断のレーザ光源として主導的な地位を確立したのは、その切断速度が優れているためである。5㎜を超える厚さのシート向けに最適化の必要性が浮上してきた。CO2レーザと比べると固体レーザは、表面粗さ、バリの形成が増加するという問題がある。
 産業用リモートレーザ切断、レーザビーム溶融切断法の開発など画期的な切断法の品質は、レーザビーム切断分野でフラウンホーファーIWSによるものである。これら全ては、プロセス理解の基本的な研究によってサポートされている。ドレスデンの研究者は、確立されたレーザタイプを拠り所としている。これらは、動的な2D、3D切断装置と組み合わせた多様な波長、パワー、ビーム品質を持っている。
 IWSドレスデンの研究チームは、ハノーバで開催されたEuroBLECHショーで、厚い金属シートに対するダイナミックビーム成形による画期的なアプローチを発表した。基本的な考えは、強い焦点強度という優位性を維持して吸収を強化するように空間的、時間的エネルギー吸収を変えるというものである。この目的のために、標準的な切断ヘッドは、高性能スキャナシステムと組み合わせている。特別な制御ソリューションにより、kHzレンジでスキャナシステムの機能をプログラムで自由に設定できるようになっている。数え切れないほどの自由度で、レーザビームの振動を変調し、レーザパワー、供給量、焦点面、ガス圧など従来の切断パラメータの可能性を増やす。
 標準的な切断装置で行われる焦点長の物理的適合なしで、金属の薄いシート、厚いシートに対して非常に優れた切断性能が、同じ焦点長で達成される。センサシステムを統合したプロセスにより、切断工程の効率的な、ユーザ特注の最適化が可能になる。