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三菱電機ファイバレーザ加工機をフルラインアップ

June, 17, 2015, 東京-- 三菱電機は、板金加工における多様なニーズに対応するため、ファイバレーザ加工機のラインアップを出力・ワークサイズ別に2機種から10機種に拡充し、2015年度のファイバレーザ加工機の生産を150台に拡大する。

ラインアップ拡充・生産拡大の狙い
 近年、世界各国の電力価格高騰を背景に、板金加工において消費電力の少ないファイバレーザ加工機の需要が拡大している。また、ファイバレーザ加工機は現在主流の炭酸ガスレーザ加工機に対して、ランニングコスト・切断速度・メンテナンス性・高反射材の加工の面ですぐれており、今後の加工機の主力として自動車・建機・農機など幅広い産業分野で注目されている。
 三菱電機は、ファイバレーザ発振器を搭載した「NX-Fシリーズ」をフラッグシップマシンとして2012 年度に発売。同社は、今後の多様なニーズに対応するため、2015年度に、ファイバレーザ加工機を出力・ワークサイズ別に2機種から10機種に拡充し、フルラインアップで事業展開する。
 また、レーザ加工機を製造する名古屋製作所の生産ラインを増強し、2015年度のファイバレーザ加工機の生産を150台とし、2016年度以降もさらなる拡大を図る。
 これにより、三菱電機はレーザ加工機の販売台数のうちファイバレーザ加工機が占める比率を、2016年度に30%へ拡大する。