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JDSUとアマダ、新しいダイレクトダイオードレーザを発表

October, 27, 2014, Milpitas--JDSUは、アマダ(Amada)と提携して、最高出力2kWまでの新しいダイレクトダイオードレーザ(DDL)を開発したと発表した。DDLは、アマダの新しいシートメタル切断システムExCに組み込まれた。
 DDLは主に溶接あるいは加工中の金属表面処理に用いられてきた。JDSUとアマダの先進的DDLデザインは、この技術を活用して金属を切断する初のソリューションの1つ。
 DDLは金属加工で、CO2ベースの切断システムに対して勢いが増している。これは、切断速度が速く、優れた切断品質、エネルギー効率の向上、保守要求の低減などの理由による。
 業界調査会社ストラテジズ・アンリミッテド(Strategies Unlimited)によると、DDLは金属加工で従来のCO2レーザを置き換えるソリューションの1つとして成長しており、20102-2017年にCAGR 15.3%で成長して20107年には2億3700万ドルに達する。
 JDSUとアマダが発表したExC切断装置のプロトタイプには、次のような利点があると両社は説明している。

・エネルギー効率向上:新しいDDLエンジン効率が著しく改善されている。
・切断能力の高速化&切断品質の向上:ExCは、従来のCO2システムと比較して軟鋼の切断速度が30%向上、アルミ板の切断は75%向上している。また、切断面の滑らかさは桁違いに滑らかになっている(アマダのテストによる)。
・コンパクトサイズ&コスト削減: DDLエンジンにより、保守および電力コストは飛躍的に低減。これは、コンパクトサイズ、集積構造、低消費電力による。アマダによると、シートメタル加工中の電力コストは約50%減となる。