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1kW青色レーザBlue-IRハイブリッドレーザ「BRACE X」販売開始

December, 15, 2021, 東京--古河電気工業株式会社は、青色ダイレクトダイオードレーザ(青色DDL)と近赤外(IR)ファイバレーザを組み合わせた新型Blue-IRハイブリッドレーザ発振器「BRACE Xを2022年1月26日より販売する。

古河電工は電気自動車(xEV)を支える基幹技術であるハイブリッドレーザの加工性能を進化させ、銅レーザ加工におけるデファクトスタンダードとなることを目指すとともに、その基幹部品の生産効率向上に寄与し、持続可能な社会の実現に貢献する、と説明している。

BRACE X(型式BR1030)は、青色レーザ出力1kW(コア径300μm)、IRレーザ出力3kW(コア径50µm)のレーザ発振器を搭載しており、従来のBRACEⅠ(2021年1月25日販売)の青色レーザ出力150Wと比べて約7倍、IRレーザ出力1kWと比べて3倍の高出力化を実現した。日亜化学工業株式会社が新たに開発した高出力・高信頼性・高ビーム品質の青色半導体レーザ技術と、古河のファイバレーザで培った光部品の合波技術を応用することで、ファイバコア径300µmで青色レーザ出力1kW、光密度1.4MW/cm2の世界トップクラスの極めて高い集光性を有する青色DDLをBRACE®Xに搭載している。この高い集光性をもつ青色DDLにより、波長465nmと1070nmの2波長を同時にかつ高速に照射・制御することが可能なガルバノスキャナ適用も可能になる。さらに、青色DDLおよびIRファイバレーザの単独動作も可能で、IRファイバレーザ側にビームモード制御技術も適用することで、銅に加えて、鉄、ステンレスアルミ、および銅・アルミの異材接合といったレーザ加工のマルチユースにも対応可能。
 2022年3月より千葉事業所(千葉県市原市)のアプリケーションラボに導入する。
(詳細は、https://www.furukawa.co.jp)