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II-VI、ダイオード励起固体レーザ向けに音響光学Qスイッチモジュール

June, 19, 2017, Pittsburgh--II-VI Incorporatedは、ダイオード励起固体(DPSS)レーザ向けに新しい音響光学Qスイッチ(AOQS)モジュールを発表した。
 コンシューマエレクトロニクス市場の急成長が、精密加工スループットを向上させる新しいレーザ技術に対する需要を促進している。II-VIのAOQSモジュールを採用することで、DPSSレーザは、高速インタバルで高エネルギーパルスを生成し、スクライビング、穴あけ、マーキングのスループットを高める。AOQSモジュールは、低損失クオーツと光学コーティングで設計されており、1 GW/㎝2の非常に高いレーザ損傷閾値を実現している。
「当社AOQSモジュールは、垂直統合製品であり、これはRFトランスデューサをAO結晶に結合する当社独自の工程を利用している。これら2つとも社内で設計、製造されている」とII-VI PhotopのVP、Gary Lin氏は説明している。「これらのQスイッチモジュールにより当社の顧客は、極めて効率的で高信頼のレーザベース精密加工ツールを作製することができる。これには、市場で急速に勢いづいているUV DPSSレーザが含まれる」。
 AOQSモジュールは伝導冷却されており、現在40.68または80 MHz動作向けに提供できる。
 II-VIの1064 nm DPSSレーザ用の広範なコンポーネントポートフォリオには、808nmと880nmポンプレーザダイオードバー、Nd:YVO4、NdYLF、Nd:YAGなどのネオジウムドープ利得結晶、高反射ミラーや出力カプラなどの共振器オプティクスが含まれる。DPSSレーザ波長は、II-VIのLBOやBBO結晶を使って355nm UVに変換できる。II-VIは、スキャンミラーやレンズ、ビームエクスパンダやF-シータレンズなどのUVビームデリバリオプティクスも提供している。