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産業用3Dプリンティング市場、2025年に53億ドル

October, 22, 2020, Northbrook--マーケッツ&マーケッツ(MarketsandMarkets)のレポート「産業用3Dプリンティング市場、提供品(プリンタ、材料、ソフトウエア、サービス)、アプリケーション(製造、プロトタイピング)、プロセス、技術、産業(航空宇宙&防衛、自動車)、地域、2025年までのグローバル予測」によると、市場規模は、2020年に推定20億ドル。2020-2025年にCAGR 20.9%で成長し、2025年には53億ドルに達する見込である。
 スタートアップ企業による3Dプリンティングへの巨額投資、増加する3Dプリンティングを使った量産重視、Industry 4.0の登場でデジタル/スマートマニュファクチャリングの導入、ヘルスケア分野における3Dプリンティングの利用などが産業用3Dプリンティング市場の成長を後押しする主因。

予測期間にサービスセグメントが最高CAGR成長
提供品ベースで、サービス市場が最速成長と予測されている。ほとんどのメーカーがオンデマンドで部品をプロトタイプ、製造しているからである。3Dプリンタを提供している上位プレイヤもほとんどがオンデマンドプリンティングサービスを提供している。これが、産業用3Dプリンティングサービス市場をさらに押し上げることになる。

プロセスでは、ダイレクトエネルギー堆積が、最高CAGR成長
 プロセスベースでは、産業用3Dプリンティング市場のダイレクトエネルギー堆積プロセスが、自動車、ファウンドリ、鍛造などの産業で重機や機械の新パーツの開発、修理に使用されている。このプロセスは粒状構造への高度制御を可能としており、そのためパーツの修復に最適なプロセスとなっている。

技術では、電子ビーム溶融が最高CAGR成長
 技術では、産業用3Dプリンティング市場は、次のように分けられている。ステレオリソグラフィ、熱溶解積層法、選択的レーザ焼結、ダイレクト金属レーザ焼結法、ポリジェット方式、インクジェットプリンティング、電子ビーム溶融、レーザ金属堆積、積層物製造、デジタル光処理。電子ビーム溶融では、3Dプリンティングプロセスは、真空、高温環境で起こる。また、電子ビームは、選択的に金属粉を溶融する。電子ビーム溶融技術ベースのプリンタは、従来の製造技術と比べて高密度部品を製造し、低疲労、高降伏強度など、相対的に優れた機械特性を持つ。

アプリケーションでは、予測期間に製造セグメントが最高CAGR
 アプリケーションでは、製造アプリケーションが高成長市場である。これは主に、様々な産業、航空宇宙&防衛、自動車、ヘルスケアなどでコンポーネント製造用の3Dプリンタ、材料、サービスが採用されているためである。

産業では、2020-2025にヘルスケアセグメントが最高CAGR成長
 産業では、ヘルスケア向けの産業用3Dプリンティング市場が最速成長と予測されている。この技術が、複数の医療製品、手術器具、補綴、インプラント、組織工学製品などの製造で採用が拡大しているためである。

予測期間にAPACが最高CAGRで成長
産業用3Dプリンティング市場は、北米、ヨーロッパ、アジアパシフィック(APAC)とその他の世界(RoW)で調査されている。APAC市場が、2020-2025の間に最高CAGRで成長する見込である。政府の取り組み、R&D投資、広範な産業基盤が、APACを産業用3Dプリンティングの動的地域にしている。日本、中国が、APAC市場に主に貢献している。

(詳細は、https://www.marketsandmarkets.com/)