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TRUMPF、フランスのレーザ技術GLOphotonicsの少数株取得

January, 15, 2020, Ditzingen--TRUMPFは、2019年12月18日、フランスのレーザ技術スタートアップ、GLOphotonicsの少数株を取得した。
 リモージュベースの同社は、材料加工アプリケーションでの利用に向けて特殊光ファイバを開発、生産している。そのファイバは、所望の目標に、パワー損失なしで、光源からレーザ光を伝達する簡便で高速の方法である。「GLOphotonicsは、レーザ技術に傑出した専門家を持つ極めて革新的な企業である。われわれの投資は、この有望な技術の進行中の開発をサポートし、それが産業化準備となるように支援する」とTRUMPFのレーザ技術部門R&Dマネージングディレクタ、Berthold Schmidtは話している。

中空コアファイバは製造工程を簡素化する
 従来の光ファイバと違い、GLOphotonicsのファイバは、中空、つまり中空コアファイバである。その狙いは、例えば短パルス光を放出するレーザがマイクロメートル範囲で特徴を出すことである。物理的な限界のために、超短パルスレーザは、ガラスファイバと結合できないので、今日のレーザは、一般に、多くのミラーとレンズを使って、ビームをターゲットに送り込む。この方法は極めて複雑でありコストがかかる。「中空コアファイバは、装置メーカーやシステムインテグレータに新たな技術的道を開くことになる。フリービームデリバリと比較すると、それは遙かに簡便で柔軟な方法で、パルスビーム源からのレーザ光をその目標にガイドする。これは、ショップフロアで工程を著しく簡素にする」とSchmidtは説明している。

専門技術者は、産業用中空コアファイバが、将来、全く新しいアプリケーションにも道を開くと見ている。通信分野における潜在的な事例には、巨大コンピュータセンタでのデータ光伝送が含まれる。
(詳細は、https://www.trumpf.com/)