Business/Market 詳細

TRUMPF、中国の機械工学企業JFYを買収

October, 24, 2013, Dizingen--TRUMPFと中国の工作機械メーカーJiangsu Jinfangyuan CNC Machine Company Ltd.(JFY)は、近々協業を始める。TRUMPFは、この中国企業の株式、約72%をすでに取得している。買収金額は非公表。
JFYは、板金加工用の工作機械を製造しており、生産量では、穴開け機と曲げ機で中国市場のNo.1メーカー。同社は、レーザ切断分野でも重要度が増している。JFYは、1997年に民営化され、揚州市(上海から300km)に拠点を置く。2012年、売上高は約7000万ユーロ、従業員は約700名。
JFYの株式の過半を取得したことでTRUMPFは今後、中国市場における同社の守備範囲を拡大する。重要な点は、この買収によってTRUMPFが、非常に動きが激しい市場の中堅セグメントにアクセスできるようになったことである、とLeibinger-Kammüller氏は説明している。
同社によると、JFYの株式の過半数を取得するのに2年かかった。中国では、JFYはブランドが確立しており、そのブランドは今後も独立してそのまま残る。TRUMPFと協業することによりJFYは技術的に強化され、世界展開しているTRUMPFから受けるメリットも出てくる。両社は中国において共同して部品調達を拡大し、コストメリットを出していく。JFYの経営はこれまでの経営チームが担当する。また、経営チームはTRUMPFが取得しなかった株式を保有する。
(詳細は、 www.trumpf.com)