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Tangible Solutions、6台の3D金属粉体床プリンタを導入

December, 2, 2016, Grapevine--Tangible Solutionsは、3D金属プリンティングをポートフォリオに加えると発表した。
 Tangible Solutionsは、5台のMlab cusing装置と1台のḾ2 cusing装置をオハイオ州の新しい25000平方フィートの工場に導入する。これによりTangible Solutionsは、米国におけるコンセプトレーザ(Concept Laser)の金属粉体床技術の最大サービス提供者の1つになる。
 Tangible Solutionsの創始者、Adam ClarkとChris Collinsは、「スマートファクトリ」を構築するというコンセプトレーザのビジョンを共有する、と話している。スマートファクトリは、Industry 4.0の基本原理であり、工場内の自動化、デジタル化、様々な技術の相互運用性を指針としている。「コンセプトレーザは、企業の工業生産、連続生産の達成に役立つ完璧で具体的なプランを共有するための最初にして唯一の3D金属装置メーカーである。その技術ロードマップは3D金属プリンティングをより経済的に、柔軟にするものと当社は考えている」と両氏はコメントしている。
 Tangible Solutionsは、2013年に設立し、積層造形(AḾ)として知られる3Dプリンティング関連のサービスを提供している。提供サービスに含まれるのは、3Dモデリングと設計、ラピッドプロトタイピング、教育向けカリキュラムの開発。反応性材料と非反応性材料の両方に金属3Dプリンティングを追加することで、医療や航空宇宙顧客に事業を拡大することができる。Mlab cusing装置はチタンを使うプリンティング、M2 cusing装置は様々な金属粉末でプリントする。コンセプトレーザの装置ポートフォリオのオープンアーキテクチャにより、顧客はどんな種類の金属材料でも自由に製造できる。
 積層造形(AḾ)は、CADソフトウエアからデジタルデザインを取り込み、水平断面的に部品を製造する。AḾコンポーネントは、溶接や機械加工の必要性が少ないため、従来の鍛造部品に比べて一般に軽量で耐久性が高い。AḾ部品は基本的にゼロから成長させるので廃材は著しく少ない。従来の製造制約から解放されるので、AḾはエンジニアの設計能力を大幅に拡大する。
 コンセプトレーザ(Concept Laser)は、新製品M LINE Factoryを発表して「AḾ Factory of Tomorrow」(明日のAḾ工場)というビジョンを現実にした。新製品は、モジュラーマシンアーキテクチャを特徴としており、製造から量産試作を切り離すことができる。これにより工場は、経時的ではなく、並行して稼働でき、経済的な連続生産が可能になる。
(詳細は、www.conceptlaserinc.com)