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ドイツのレポート、記録的なマシンビジョンシステムの販売

September, 21, 2016, Frankfurt--2015年、ドイツのマシンビジョン業界は、前年比9%増、20億ユーロの記録的な販売額を達成した。この10年で販売は2倍以上になった。
 この好調の理由は、マシンビジョンを備えることで、機械やロボットが「見る」ことができること。自動化促進という世界的な競争の中で、この重要技術は、従来の産業分野だけでなく、新しい分野も征服しつつある。VDMAは、2016年の純売上高は、8%増、22億ユーロになると予測している。
 2015年、業界はドイツ国内市場で前年比13%増を記録した。世界の地域市場では、ヨーロッパの他の地域への輸出が優位を占め、2015年は全販売額の23%シェア。次はアジアで21%。中国だけで全販売額の9%だった。前年比成長率は実にアジアでは19%だった。北米も同様に高成長で前年比8%増。米国、カナダ、メキシコを合わせて販売額全体の12%を占めた。

2016年の展望
将来的には業界は、2016年も成長が続くと見ており、アジアで15%、アメリカで14%、ヨーロッパで5%増加すると予測している。アジアとアメリカが明らかに成長エンジンであるが、ヨーロッパにおける展開については注意が必要である。関連するリスクと機運には、原材料の価格、交換レート、もう1つは政治的な危機の影響、これらの将来的な展開が含まれる。

様々な産業分野におけるマシンビジョン
 多様な分野における自動化の世界的な潮流と工業製造のデジタル化(Industry 4.0)が、マシンビジョンの継続的な成長の原動力を構成する。分野ごとに分けてみると、自動車産業は世界的に最強の顧客であり、販売額全体の22%を占める。この分野におけるマシンビジョンの販売額は2015年に9%増だった。2011年に落ち込んだ後、販売は伸び続け、2015年には2011年のレベルを超えた。電気/エレクトロニクス産業は、半導体も含めて、二番目に大きなシェアで、約13%を占めた。エレクトロニクス製造では高級品の品質保証に使用されるマシンビジョンの需要が増加した。スクリーンやモニタリング製造(TFT/FPD産業)分野では、新世代のディスプレイが市場に出ようとしており、より高い解像度と優れたデータ処理が求められている。

Industry 4.0
 世界中で企業はインテリジェント工場を実現しようとしており、マシンビジョンはその拠り所となる。理由は、マシンビジョンがするように、「視覚能力」の助けを借りて、非常に多くの情報を収集してそれをシステムに供給できるコンポーネントは、製造工程には、他に存在しないからである。「見て」「理解する」マシンは、部品の良し悪しを認識できるだけではない。それに続けて、状況をインテリジェントに処置する。ネットワーク化された「スマートファクトリ」内では、このデータプールを使って自動的な物流の割り当て、修理作業の自動的な派遣、必要な時に人的支援を徴収することができる。データ解析は、マシンビジョンが摩耗レベルの検出やメンテナンスサイクルの管理を行うことも意味している。マシンビジョンは、Industry 4.0の課題を満たすための先駆であり、重要技術である。

成長機会のある非製造業アプリケーション
 非製造業アプリケーションは、ドイツ製マシンビジョンの販売増に大きく貢献しつつあり、2011-2015年の期間に年平均16%で成長している。交通技術、医療技術と流通における需要は実際、製造業よりも成長率が高い。大きな潜在力が、農業分野にも認められるようになってきている。全般的に、イノベーションと成長の展望は、非製造業の方が大きい。