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コンセプトレーザ、1H2016販売は前年比88%増

August, 29, 2016, Lichtenfels--コンセプトレーザ(Concept Laser)は、2016年上半期の記録的な数字を発表した。
 同社経営陣が強調するように、工業的連続生産への移行が多くの分野で実際に根付いてきた。医療技術とともに特に航空宇宙産業、他の分野もますます3D金属プリンティングに取り組むようになってきている。これはコンセプトレーザには、高レベルの活力であり、多くの構造的組織的対策を行っているところである。販売は引き続き好調である。2016年上半期では、販売の成長は前年同期比88%だった。
 同社社長/CEO、Frank Herzog氏は、「積層造形金属部品の工業的連続生産への移行がますます当社の成長を刺激している。しかしこれは、さらなるイノベーションによって技術を革新し市場ニーズに対処しようとする不変の願望が存在するところであり、顧客は可能な限り最高の仕方で利益を得る。2016年末から、次の必然的ステップは新しい装置アーキテクチャの発売となる」とコメントしている。
 新しいマシンアーキテクチャは次のように紹介されている。

コンセプトレーザは、2016年末から「将来のAḾ(積層造形)工場」ビジョンをベースにした新しいマシンアーキテクチャを販売すると表明。今後、400×400×>400㎜3の範囲で加工するスタンドアロン型加工ステーションは、400W~1000Wレーザ光源のマルチレーザ技術を特徴とする1~4レーザシステムを実装することになる。新しい2-軸コーティングプロセスは、露光に沿ってコーターの帰路でも機能する。これによりコーティングプロセス中、大幅な時間節約になる。CNCマシン技術と同様に、自動工具交換システムも高レベルの柔軟性、装置の設定時の時間的優位性を約束し、オペレータによる手動介入レベルを減らすことになる。セットアップや解除過程には、物理的な分離、自律ハンドリングステーションがある。これにより、マシーン技術の24/7可用性という理想で「最適利用ウインドウ」が可能になる。自動化された材料フローは、もう1つの独自のセールスポイントである。これによって加工ステーションで、自立式モジュールトランスポートと材料供給が利用できるようになる。これと、描こうとハンドリングステーションとの分離とが、個々の生産割当を簡素化する。連続よりも並行である。コンセプトレーザの新しいマシンアーキテクチャの背後にあるこの基本的な考えは、可用性の向上とダウンタイムの最小化に帰着する。しかし「将来のAḾ工場」という基本概念は、実際にはこのアプローチを超えるものであり、従来の製造方法との結びつきも想定している、例えば部品の後工程である。Industrie 4.0という重要アイデアと、金属パーツの経済的な連続生産を可能にするためにユーザーが求めるマシンソリューションは、一貫して実装されていくことになる。

(詳細は、www.concept-laser.com)