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半導体メタライズとインタコネクト市場展望

June, 28, 2016, Wellesley--BCCリサーチによると、伝導性の改善に対する関心の向上が、生産効率の改善にともない、半導体メタライズとインタコネクトの世界的需要を刺激する主因になっている。新しいレポートは、APAC地域が特に半導体メタライズ需要を押し上げていることを明らかにしている。
 半導体メタライズは、半導体製造の不可欠な部分。ウエハ工程の最終段階であるメタライズは、集積回路のコンポーネントがメタライズによって、アルミニウム導体と相互接続するための工程。この工程で薄膜金属層が造られ、チップ上の様々なコンポーネントの相互接続に必要な導体パタンとなる。メタライズの他の用途は、チップ周辺にボンディングパッド呼ばれる金属エリアを造ること。これはパッケージからチップまでのリード線のボンディングのためのメタライズ領域の生成。

 世界の半導体メタライズとインタコネクト市場は、2015年に10億ドルだったが、今後CAGR 11.4%成長で2020年には18億ドル程度になる見込み。コンシューマエレクトロニクス分野は、2014年に最大市場シェアだつたが、予測期間(2015-2020)を通じて市場リーダーの座を維持。コンシューマエレクトロニクスセグメントは、2014年に3億7790万ドル、今後はCAGR 11.5%成長で2020年には7億3910万ドルに達すると予測されている。APAC地域が最大にして最速成長市場。インド、日本、台湾などの国々がこのセグメントの需要を牽引している。
 製造効率と製品寿命サイクルの向上要求の強まりが、世界的な需要を刺激している。加えて、綿密なR&Dによる技術の進歩も需要増に寄与する。セグメントの中では、医療市場が大きな潜在成長力を示唆しており、これは健康意識の向上、低侵襲手術に対する要求拡大によるもの。防衛や航空宇宙セグメントも半導体メタライズとインタコネクト需要を押し上げると見られている。
 コンシューマエレクトロニクス分野の急成長は、世界的需要を強めるもう1つの要因。コンシューマエレクトロニクス市場は、技術開発と技術の商用化の刺激を受け、予測期間を通じて力強い成長が見込まれている。また、これは半導体メタライズに対する需要にプラスの影響を与える。
(詳細は、www.bccresearch.com)