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レーザとOCTを使用して目の精密手術

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September, 24, 2015, Hannover--弱い視力矯正に、すでにレーザベースの手術が用いられているが、この正確で穏やかな方法は、老眼や網膜の癒着にはまだ用いることができない。
 プロジェクトIKARUSではLZH(Laser Zentrum Hannover e.V.)とプロジェクトパートナー4社は、フェムト秒レーザ技術とOCT、適応型オプティクスを結びつけてレーザ外科手術の範囲を広げた。
 確立されたフェムト秒レーザアシスト角膜曲率形成術では、弱い視力を矯正するためにレーザを使って角膜を切り開く。しかし老眼の処置をするには、組織をさらに深く切らなければならない。LZHと提携企業の研究チームは、正確なレンズ切開にフェムト秒レーザを使用し、滑り面を造ってレンズをより柔軟にした。

損傷を与えずに目のレンズを切り開く
 この処置は目の組織を効果的に可視化することによって初めて可能になる。そのためにLZH生体医療オプティクス部イメージ誘導レーザ手術グループはROWIAK GmbHのOCTイメージング装置を適用した。OCTおよび特注ソフトウエアを利用することで、手術中のレーザビーム伝達と目の切開のイメージングが可能になる。プロジェクトではすでに、水晶体嚢の前と後のどちにも損傷を与えることなく目を切開することができた。現在の臨床研究では、ROWIAK GmbHはこのプロセスをさらに試験している。

 網膜癒着除去では、現在、目から硝子体を除去しなければならない。LZHの研究チームは、網膜付近まで切ることができるように、適応型オプティクスをフェムト秒レーザシステムに統合。最初の成果は、すでに豚の網膜で確立されている。このシステムにより、網膜からわずか数100µm離れたモデル膜が切り取られた。その背後の網膜組織には目立った損傷は見られなかった。