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BASFとPoietis、3Dバイオプリンティング技術でR&D提携

July, 15, 2015, Ludwigshafen/Pessac--BASFは世界初の3Dレーザアシスト・バイオプリンティング企業Poietisと、化粧品の研究開発で契約した。
ヒト組織工学とバイオプリンティングにおける両社の専門技術統合を基盤にしたこの契約の狙いは、Poietisのバイオプリンティング技術をBASFの皮膚等価モデルMimeskin改善に適用することにある。今回の契約条件は明らかにされていない。
3Dレーザアシスト・バイオプリンティング技術により、有機組織を再生することができるので、皮膚細胞の3D構造的に正確な位置決めが可能になる。これにより、細胞がBASFのスキンモデルMimeskin内で培養される。Mimeskinは、人の皮膚の元の生体組織に最も近い。Poietisの社長/創始者、Dr. Fabien Guillemotは、「BASFは、従来の細胞培養技術や他のバイオプリンティング法と比べると、3Dレーザアシスト・バイオプリンティングの利点を理解している。今回の提携は、バイオプリント組織モデルが、化粧品や皮膚薬学における動物テストの代替となることを強く示すものである」とコメントしている。
Poietisのバイオプリンティング技術は、その最先端のプリンティング解像度によってBASFの皮膚モデルMimeskinを改良する。レーザアシスト・バイオプリンティング技術は、Mimeskinの自動複製のための第1ステップとして使用される。新しい細胞タイプを含む、さらに進んだモデルが次に来る。BASFの組織工学開発担当、Dr. Sebastien Cadauは、「他のバイオプリンティング法と比較してレーザアシスト技術は、細胞パタニングに関して高い解像度を示している。Poietisとの提携によりBASFは、皮膚の働きについての理解向上という点で戦略的な優位性を獲得できる。この点は、スキンケアアプリケーション向けで先進的な美容生体活性の開発と試験をサポートするものとなる」とコメントしている。