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糖尿病は、歯を弱くし虫歯を増やす可能性がある

June, 28, 2022, Dallas--タイプ1とタイプ2の両方の糖尿病患者は、虫歯になりやすい。ラトガー(Rutgers)大学の新しい研究が、その理由を説明している。エナメルと象牙質、歯の構造を作っているエナメル下の硬い物資の強度と耐久性が減少するからである。

研究者は、35匹のマウスにタイプ1糖尿病を誘発し、28週、Vickers 微小硬度テスタを使って、その歯を35匹の健康な対照群の歯と比較した。2グループは、同等の歯からスタートしたが、12週後、糖尿病マウスのエナメルは著しく柔らかくなり、研究を通じて差が広がり続けた。象牙質微小硬度の著しい差は、28週で出現した。

「われわれは長い間、糖尿病患者の虫歯の形成や歯の損失の上昇率を見てきており、そのような患者では詰め物などの処置が長く持たないことを以前から知っていたが、正確な理由は分からなかった」とラトガーの歯科医学、修復歯科のMohammad Ali Saghiriは話している。

糖尿病が歯の健康にどのように影響を与えるかを理解し、そのマイナスの影響に反撃する処置を開発するSaghiriとチームの研究は、何年も続いている。以前の研究は、両方のタイプの糖尿病患者が、ほとんど口腔健康問題、歯とそれを取り囲む軟組織の両方の問題発生率が大きく上昇したことを立証している。研究グループは、歯が通常の利用から磨耗すると、糖尿病が、歯にミネラルを供給する進行中のプロセスを邪魔することを実証した。

「糖尿病の人々は急速に増え続けているので、わたしは特に関心を持っている。患者が歯を健康に保てるような処置の必要性は強いが、それは研究の主要領域ではなかった」とSaghiriはコメントしている。
(詳細は、https://www.rutgers.edu/)