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サリー大学、青色光が血圧を下げる

November, 12, 2018, Guildford--サレイ大学とデュッセルドリフ大学の研究によると、青色光露光で血圧が下がり、心疾患発症リスクが減少する。
 European Journal of Preventative Cardiologyに発表されたこの研究で、参加者は30分、全身450nmの青色光の露光を受けた。これは1日の太陽光の線量に匹敵する。青色光露光に続いて別の日にコントロール光を受ける。可視の青色光は、UV光とは違い、発ガン性はない。影響を評価するために、参加者の血圧、動脈の硬さ、血管拡張、酸化窒素蓄積の血漿レベルが計測された、両方の光が照射される前、照射中、照射後最大2時間まで計測された。
 研究チームは、全身青色光露光が、参加者の最大血圧をほぼ8㎜Hg低下させたことを確認した。これは全く影響を与えないコントロール光との比較である。青色光による血圧低下は、血圧降下剤による臨床試験に見られる結果と同等である。
 血圧降下効果の他に、青色光露光が他の心臓血管リスクマーカーを改善することも明らかになった。これには、動脈硬化低減、血管弛緩増加も含まれる。これは、心臓血管系疾患を防ぐためにその光が使えることを示している。
 研究チームは、青色光露光が酸化窒素レベルを増加されることを確認した。酸化窒素は、心臓血管系を保護する重要なシグナリング分子。その青色光が皮膚から血流に透過され、そこで血管を弛緩し、血圧を下げると考えられている。
 Christan Heiss教授は「青色光の露光は、薬剤なしで血圧を正確にコントロールする画期的な方法となる。ウエアラブル青色光源により、連続的に、実用的な青色光露光が可能になる。これは特に、高齢者など、薬で簡単に血圧がコントロールできない人々に役立つ」と話している。

(詳細は、https://www.surrey.ac.uk)