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レスター大学、LiDARでカラマツの病気を特定

April, 13, 2017, Leicester--レスター大学(University of Leicester)の研究チームは、破壊性の病気の影響を受けている樹木を特定するために空中写真マッピング会社、Blueskyのリモートセンシング技術を利用した。
 航空機搭載レーザスキャナで収集したマップは、致死性のカラマツ樹木病の影響を受けた個々の樹木を正確に示すことに初めて使用された。
 レーザスキャニング調査(LiDAR)は、Bluesky社が行い、広範な研究の一環として林冠の高さをモデル化するために用いられた。研究の目的は、病気の特定やモニタリングのためにその技術の効果的利用を証明することにある。
 疫病菌は、真菌様の病原菌で、広範な樹木や植物に多大な被害と死をもたらす。疫病菌がUKで初めて発見されたのは2002年に遡る。
 地理学部院生、Chloe Barnesによると、「現在のトレンドは、UKの森林がかつてないほど外来病の大きな脅威にさらされている。例えば、カラマツの病気だ」。
 「林業応用でLiDARの利用がすでに一般的になっているが、病気の影響を受けている個別樹木の特定にそれを利用することは、今日まで、十分に活用されていなかった」と同氏は指摘している。