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スマートフォンをバイオセンシングに利用

June, 3, 2015, Sydney--オーストラリアの研究チームは、スマートフォンが経済的なポータブル生物学的分析機器に使用できることを示した。
 ナノスケールバイオフォトニクスセンタ(CNBP)、オーストラリア研究カウンスル(ARC)研究拠点の研究チームは、シンプルで経済的なポータプルバイオセンシングデバイスを開発した。このデバイスにより、関節炎、嚢胞性線維症、急性膵炎緒、その他の臨床疾患の診断テストが直ぐにできる。
 デバイスは、タブレット、スマートフォンカメラ、偏光子とボックス(筐体)だけでできており、十分に確立した蛍光顕微鏡原理に基づいている。これによってサンプル内の特定物質が染料で標識される。次に、高強度の光で励起または照射されると正確に光る、あるいは「蛍光」を発する。
 マッコーリー大学教授、Ewa Goldys氏は、「今回、プロセスは、生体サンプルの良好なテストを必要とした、これは多くの人の病気に高濃度に存在する臨床関連の生体指標、トリプシンやコラゲナーゼのレベルのためである」と話している。
 「サンプルは光を供給するタブレット上に置き、偏光子をサンプルの上に置いてタブレットの光とサンプルからの光を分離する。次に、これをスマートフォンで撮影し、色と画像ピクセルの強度を分析することで結果が得られる」。
 研究チームは、潜在的な用途として、臨床現場医療診断、特に専門的で高価な実験設備が利用できない発展途上地域や遠隔地で利用できると見ている。