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Alcon、グーグルと「スマートレンズ」技術ライセンス契約

August, 6, 2014, Basel--ノバルティス(Novartis)は、同社のアイケア部門アルコン(Alcon)がグーグル(Google Inc)の1ディビジョンとライセンス契約を締結したと発表した。Alconは、「スマートレンズ」技術を目の全医療用途に導入する。
 グーグル内のチームとの契約によりAlconはグーグルの「スマートレンズ」技術の開発を進め商用化することになる。
 エレクトロニクスの微小化におけるグーグルの主要な前進は、ノバルティスの薬学的、医学的な深い専門知識を補完するものとなる。
 グーグルの共創始者、Sergey Brin氏は、「われわれの夢は、エレクトロニクスの微小化における最新技術を使って何百万人もの人々の日常生活の満足度改善に貢献することである」とコメントしている。
 契約にしたがい、両社は目の症状に対処できる「スマートレンズ」を共同開発する。スマートレンズ技術は、コンタクトレンズ内に埋め込む非侵襲的センサ、マイクロチップ、その他の微小エレクトロニクスを必須要素としている。ノバルティスが現在、この技術で関心を持っているのは次の2つの分野。

・糖尿病患者が、「スマートレンズ」により体の血糖値を侵襲性の少ない方法で計測するのに役立てる。「スマートレンズ」は目の涙液を計測するように設計され、ワイヤレスでモバイル機器に接続される。
・メガネ無しで読めない老眼の人々に、「スマートレンズ」は調整的な視力矯正を行い、近いものに対する自然の自動焦点機能が回復するように使える可能性がある。これは、調整的なコンタクトレンズ、あるいは屈折力による白内障治療の一環としての眼内レンズの形になる。

 この契約により、グーグルの微小エレクトロニクス、ローパワーチップデザイン、微細加工の知識とAlconの生理学および視機能、臨床開発と評価、コンタクトレンズと眼内レンズの商用化に関する知識とを結びつけることになる。