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画像管理ソリューションへ移行する医療業界

April, 20, 2015, Wellesley--BCCリサーチの医療画像市場レポートによると、事業体全体の画像と情報管理ソリューションへの漸進的な移行トレンドがある。例えば、ヘルスケアファシリティ内の異なる部門からのデジタル化された画像がITシステムで統合され、単一のエンドユーザ接点からアクセスできる。
 医療画像とヘルスケア情報の取得、蓄積、表示、分配、読み出しに必要な技術は、過去10年で飛躍的な変化を遂げた。病院内の異なる部門間の患者情報の統合と分配は、情報システムにとって非常に大きな課題であり、検討すべき重要要素である。画像管理ソリューションは、単独診断の特殊ソリューションや部門ベースのソリューションから全体的な画像管理ソリューションへとアップグレードされてきた。
 医療画像やデータの蓄積に必要な容量は、さらに大きな課題となっている。ファシリティ、ヘルスケア業務では、多様な情報システムと画像診断法の統合ができないために、効果的にデータを照合することができない。デジタルイメージングの重要性が増すにつれて、病院は画像保管通信システム(PACS)、放射線医学情報システム(RIS)や心臓血管情報システム(CVIS)のような臨床情報システムを導入して、増加し続ける患者データや医療画像を管理しようとしている。
 「医療業界のトレンドは、病院全体の画像管理ソリューションへ向かっている。そこでは、院内さらには病院ネットワーク全体の放射線医学、心臓学や他の部門の画像を他の臨床情報ポータル、PACSのようなシステムとリンクさせることができる」とBCCリサーチのアナリスト、Simone Carron-Petersは指摘している。「PACSによって医師は、膨大な量の患者の病歴にアクセスすることができ、便利に安全に相互参照できるようになる。これは時間の節約であり、個別患者への対応時間短縮となる」。
 放射線医学PACS(R-PACS)は、今ではほとんどの医療施設で標準となっている。そうしたソリューションの優位性が知られたことで、デジタル的に蓄積された画像に簡単にアクセスすることを望む心臓専門医や介入放射線医からの需要が増えている。年間の心臓手術の数が増える中で、作業の効率化要求から画像と情報の管理ソリューションは不可欠となっている。