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Yole、医療イメージング市場予測を発表

October, 17, 2014, Lyon--Yole Développementは、「固体医療イメージング:X線と内視鏡」レポートを発表した。医療イメージング市場は、2013年に210万ユニットであったが、成長は緩慢。これは、関連するプレイヤーが、新技術の開発および取得以上に市場にアクセスしようと激しく競争しているためである、とYoleは分析している。
 同社アクティビティリーダー、Dr Benjamin Rousselは、「医療イメージングセンサ世界市場は、2013年に210万台規模であったが、2019年には670万台になる」と見ている。「世界市場は、カメラピルや使い捨て内視鏡などの新しい内視鏡製品によって活性化している。欧米では院内感染を防ぐことが動機となって、これらの新しい製品は臨床診療で広く普及するだろう」と同氏は予測している。
 売上的に見ると、医療イメージセンサ市場は大きく伸びる。Yoleの予測では2014-2019年にCAGR 11%成長。2019年の市場規模は1億4200万ドルとなる見込だ。さらに、X線イメージセンサがイメージセンサ市場の総売上の93%を占める。これは、X線センサが高コストであるためである。
 しかし、この分野で起こっている最も重要な点は、サプライチェーンの進化であるとしてYoleは、以下のような例を挙げている。
 パナソニックとTowerJazzは2014年4月1日の合弁完了発表で、「この合弁会社設立により、タワージャズは65nmで最高の暗電流性能と光量子効果の高いCMOSイメージセンサや45nmデジタル技術を持った最先端の300mm工場のキャパシティで3工場合計で年間生産能力80万枚(8インチ換算)の増加が日本で可能となる」と説明した。
 TA Associatesが財務支援するCMOSISはAwaibaを買収。この買収により、CMOSISは医療機器を含む複数のハイエンド市場でリーダーとしての力を伸ばすことができる。
 Yoleの見方によると、従来の医療機器プレイヤーも同様の戦略を採用し、M&Aや提携によって市場浸透を図る。