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ChromacityとScientifica、レーザ顕微鏡で提携

October, 15, 2019, Edinburgh--クロマシティ(Chromacity)は、Lab装置のサプライヤー、サイエンティフィカ(Scientifica))との提携を発表した。この提携により、クロマシティのレーザが、サイエンティフィカの広範な顕微鏡ソリューションで光源オプションとして提供される。
 UKとUSAでの事業で、サイエンティフィカは、世界中の研究所向けに顕微鏡を設計、製造、供給している。同社は、今回より、クロマティシティレーザのオプションを顧客に提供できるようになる。特に、厚いサンプル内の構造を深くイメージングするための強力な技術、マルチフォトン顕微鏡向けで、vitroとvivoイメージング向けでは完璧になる。
 サイエンティフィカR&Dマネージャー、Christian Wilmsは、「研究でマルチフォトン顕微鏡を使うライフサイエンティストは常に、生きた組織をより深く見ようとしている。最近発表されたより長波長の蛍光マーカーは、そのような奥行きの大きなイメージングに道を開くものである。研究者が長波長励起レーザを使い、組織に損傷を与えることなく、生体組織に深く浸透できるからである。クロマティシティのレーザが提供する高いビーム品質、超高速パルスおよび高い平均パワーレベルは、赤方シフト蛍光マーカーに理想的な波長範囲で高い励起パワーを供給し、そのようなアプリケーションには特に適している」とコメントしている。
 マルチフォトン顕微鏡のような最近の研究実践は、高価な可変固体レーザを使うことがよくあるが、それは一貫したパワーを生成できないことがあり、取得しようとしているデータや画像品質をゆがめる。可変ソリューションよりもけた違いに安いコストで、クロマティシティは、広範な空冷式の超高速イッテルビウムファイバベースレーザを提供している。これらは固定波長で動作し、ハイパワーと超短パルス幅を組み合わせることで明確な高解像度画像を生成する。
(詳細は、http://www.chromacitylasers.com/)