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高分解能ホログラフィックバイオプリンティング技術の商用化

December, 13, 2018, Gothenburg--CELLINKとPrellis Biologics Incは、提携し、マイクロプリンティング向けに高分解能ホログラフィックバイオプリンティング技術を商用化する。
 両社は、血管網や毛細血管など微細構造の高分解能バイオプリンティングを可能にする最初のシステム提供のためにIP、専門技術、ノウハウを利用する。その技術は、CELLINKの押出ベースバイオプリンティングプラットフォームの重要な補完となり、解剖学的に関連のある効果に向けて2つのプリンティング技術から統合したプリントが可能になる。
 Prellis Biologicsは、独自の超高速マルチフォトンレーザベースバイオプリンティング技術を開発した。生細胞イメージング法から、実際のヒト組織構造再生のために設計された組織プリンティングシステム構築が、以前には見られなかった分解能で実現した。ヒト組織の微小血管構造や細胞外マトリクスに匹敵する分解能は、他のバイオプリンティング技術ではまだ見られない。CELLINKは、商用化パートナーとして、製薬およびアカデミック分野の研究者やエンドユーザー向けに、システム設計、ユーザーインタフェース開発、システム、インク、消耗品の販売を担当する。
 両社が提供する最初のバイオプリンティングシステムは、 Prellis Biologicsが機能を提供するCELLINK Holograph-X Bioprinterとなる。小売価格は、約120万ドルとなる見込。同システムは、史上初めて、予め血管組織ができた構造のバイオプリンティングを可能にする。これは、標準スフェロイド構造より10倍大きな組織成長をサポートすることが実証されている。最も重要な点は、同システムが、器官やオルガノイド組織培養という独自の目標に合致するように研究者が開発したどんなCADファイルとも連動することである。Holograph-X Bioprinterにより、毛細血管を含む臓器構造や組織がラボで製造可能になる。これらは、移植、治療スクリーニング、複雑な3D培養成長に利用される。最初のシステム、2019年早期に商用提供可能になる。