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歯科用イメージング装置世界市場、2016年に21億ドル

August, 31, 2016, NY--世界的な美容口腔外科手術数の増加が、強化版歯科イメージング装置需要を補完すると期待されている。2015年、歯科イメージング装置の世界市場は20億8820万ドルだったが、2016年は前年比5.1%成長で21億9470万ドルに達するとフューチャー・マーケット・インサイツ(Future Market Insights)は予測している。
 欧米やAPACで歯肉炎、虫歯、口内乾燥症など、歯牙配列の普及率拡大が、引き続き歯科イメージング装置市場成長の影響要因となる。歯科衛生に対する認識の高まりも、先端的歯科イメージング装置需要を押し上げる原動力となっている。
 製品タイプでは、口外X線システムが引き続き市場で優位を占める。しかし、円錐ビームCT(CBCT)イメージング装置が売上額で急成長が見込まれており、2016年には3億9570万ドルに達すると予測されている。
 エンドユーザでは、歯科クリニックと外来外科センタが、2016年とそれ以降も歯科イメージング装置の高採用率が見込まれている。市場規模では、開業歯科医院が飛躍的に成長して世界市場で14億8050万ドルを占める見込みである。法医学研究所や病院も歯科イメージング装置の突出したエンドユーザと見られている。これは歯科イメージング機器を病理学的に、また手術に利用するためである。
 米国でCBCTイメージング製品の採用率が高いため、北米は引き続き世界最大の歯科イメージング装置市場にとどまる。ヨーロッパと、日本を除くアジアパシフィック(APEJ)地域は合わせて、2016年に40%を超える売上高シェアを獲得すると予測されている。
 歯科イメージング装置世界市場は、2016-2024にCAGR 6.8%成長が予測されている。予測期間末には市場規模は37億1270万ドルに達すると予測されている。