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Metalenz、世界一シンプルでコンパクトなドットパタンプロジェクタを発売

June, 21, 2021, Boston--Metalenz Incは、世界一シンプル、高性能ドットプロジェクタ、Orion製品ファミリを発表した。
 現在、顔認証や3Dセンシングなどの機能でモバイル機器で利用されているドットプロジェクタは、携帯電話メーカーには物流的にも美的にも頭痛の種になっている。貴重なスペースを食い、電話のディスプレイの邪魔になり、多くの様々なコンポーネントの複雑なアセンブリを必要とする。特許となっているメタサーフェス技術を使うことでOrion製品ファミリは、簡素化された、非常に効率的なソリューションになっており、屈折レンズや回折光学素子のスタックを1個のメタオプティクで置き換える見込である。

「今日の携帯電話のドットプロジェクタを見ると、電話で最も複雑でかさばるモジュールのいくつかがある」とMetalenz共同創始者/CEO、Robert Devlinは指摘している。「サイズ、複雑さ、コストが3Dセンシングや顔認証アンロックを最上位携帯電話会社に制限している。Metalenzが、当社のメタオプティック技術で提供するものは、可能な限り簡素なアプローチである。われわれは、現在のモジュールの6個のオプティクスを1個のメタオプティックで置き換えながら、システムレベルの性能を改善できる。これは、長さ・幅・厚さの全寸法を減らすことになる。最終的には、Orion製品ラインにより、ディスプレイ下のセンシングが可能になり、3Dセンシングや顔認証アンロック機能がすべての携帯電話で幅広く採用されるようになる」。

Metalenzの特許Orion製品ラインは、以下の優位性により、スマートフォンの現在の3D光学的構成を置き換える。

・簡素-照明系の6個の光学部品(屈折レンズ、ミラー、DOE)を1個のメタオプティックで置き換える。
・小型-非常に狭い空間に折り畳み、電話のスクリーン下あるいは極めて狭い隅に隠す。
・高輝度-高解像度コンステレーション、あるいは遠い距離、最も必要な箇所に光を投影する。
・優位性-飛躍的にアセンブリの複雑さとコストを低減し、ユーザ認証やARのためにより深いセンシングソケットとなる。

Orion製品の優位性は、構造化ライト(SL)とTOF 3D深度センシングソリューションの両方を拡大する。メタオプティクスは、システムレベルSNRを改善し、陽光下での性能向上、高解像度、より長いセンシング距離、バッテリ寿命の改善となる。

Orion 50は、ファミリの中で最高ドット密度製品であり、最先端のモバイルデバイスに十分な光学モジュールの薄さで50000プロジェクトドット。それは、従来の6素子スタック(4個の屈折レンズ、折り畳み光学パスを達成のためのミラー、DOE)を1個のメタオプティックシステムに簡素化した。Orion 50は、コンポーネント削減、小型サイズ、われわれが慣れた性能、飛躍的な製造容易性を実現。この簡素化により、多くの電話メーカーがセンサやカメラをデバイスのガラスディスプレイ下に設置することが可能になり、究極的には掌サイズになる。

その一方で、世界に面した(電話の背面)スマートフォン3D深度センシングカメラは、ボケなどプロ級の効果を提供し、新興のARアプリケーションを可能にする。深度センシングカメラは、レーザによるシーンのアクティブ照明、特別なTOFセンサによる反射光キャプチャに依存する。より長い距離をカバーし、シーン照射が長くなると、電話のバッテリ寿命の大きな損失となる。これらは、より没入型で網羅的なARアプリケーション実現に対立するものとなる。

Orion 2.5は、より多くの光が遠くからイメージセンサに戻ってくるように2500の高強度ドットをシーンに投影する。高分解能深度情報は、10m以上の距離で可能。Orion 2.5は、省エネであり、スマートフォンのAR、HUDs、およびコンシューマエレクトロニクスなど新しい領域を可能にする。システムの複雑さをなくし、集積およびボード採用を促進しながら、簡素化、高輝度化、オプティクス機能向上などOrionファミリのルーツに忠実である。

新しいフラットレンズ技術達成、製造パートナーシップ設立、増え続ける顧客リストによりMetalenzは、スマートフォンやコンシューマエレクトロニクスにおけるセンシングに変革を起こそうとしている。

(詳細は、https://www.metalenz.com)