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POETのLightBar-C、オプティクスと光センシングコパッケージを狙う

March, 3, 2021, Toronto--POET Technologies Inc.は、光コンピューティングチップセットおよびセンシングアプリケーション向け完全集積、マルチ光源、“LightBar-C”により、Optical Interposerを新たなアプリケーションと市場に展開すると発表した。

POET Optical Interposerプラットフォームは、固有の機能で拡張、検証されており、周波数1530nm~1625nmの範囲の光を生み出すCバンドとLバンドレーザをサポートする。POETは、室温で90mWまでの出力で動作するOptical Interposerプラットフォーム向けに、冷却レーザを設計、開発、実証した。加えて、同社は、Optical Interposer導波路層に内蔵されたDWDMを設計、実証した。これは、チャネル間隔200GHzで、高密度、ブロードバンド基準を提供。高性能光センシングや、人工知能向けの光コンピューティングチップセットなどで必要とされる要件である。

同社の最初の製品は、これらの特徴の全てを備えたPOET LightBar-C。これには、スポットサイズコンバータが組みこまれており、結合損失を最小化し、MUXsやディテクタなど、コンポーネントのパワー効率を高める。その製品は、低損失ファイバおよびフリースペース結合を実現し、全てCバンド周波数内の高集積ソリューション向けに特別に開発されている。LightBar-Cは、Cバンド多波長(2~8まで)多重する多様な集積レーザ光源を利用する。

Cバンドの光帯域は、「アイセーフ」領域であり、フリースペースセンシングアプリケーションに最適である。したがって、Cバンド光ソリューションは、次世代LiDARソリューションの基盤となる見込である。これは、高感度、ハイパワー、大気の影響低減、アイセーフが重要要件と考えられている。

「クラウドコンピューティング、5G通信、AIの急成長などメガトレンドが、様々なアプリケーションを生み出し、高性能レーザや集積フォトニクスソリューションの両方で量産需要の原動力となっている。これらのアプリケーションは、パッケージングや拡張性で機能改善を必要としている。現在のフォトニック製品は、依然として従来の難解なパッケージング技術を使って組み立てられ、テストされている。これは、究極的に製造拡張性の制約になる。POETの光インタポーザは、重要な集積や拡張性課題に、統合ウエファスケールハイブリッド集積プラットフォームで対処する。これは、平面光導波路(PLCs)と電気インタポーザ機能の利点をシームレスに統合し、単一のチップスケールパッケージにエレクトロニクスとオプティクスを共パッケージする」とPOETのチェアマン/CEO、Dr. Suresh Venkatesanはコメントしている。

以前に発表した光インタポーザベースソリューションと同様、POET独自のハイブリッド集積法は、スモールフォームファクタ、高性能を可能にする。POETのウエファスケールハイブリッド集積アプローチは、パッシブにアセンブリされたサブシステムの製造、アセンブリ、テストを簡素化し、一方で完全リンクによる結合損失低減で、同時にパワー効率を最大化する。

15xx光波長で構成されるCバンド周波数範囲の拡張性は、同社のハイブリッドプラットフォームアプローチの価値を示すものである。同じ基本的Optical Interposer製造プロセスと設計KITsを利用して、幅広い範囲のアプリケーションでソリューションを提供することができる。
(詳細は、https://poet-technologies.com/)