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Sense Photonics、世界初の940nmグローバルシャッタLiDARデモ

January, 15, 2021, San Francisco--Sense Photonicsは、独自のグローバルシャッタフラッシュLiDARシステムで業界初200m検出デモンストレーション成功を発表した。

Sense システムは、同社独自のエミッタとSPADセンサ技術を活用している。140000ピクセルを超える裏面照射CMOS SPADデバイス、Sense Siliconは、15000 を超える940nm VCSELs分布レーザアレイSense Illuminatorでシームレスに動作するように設計されている。同時に、それらはSenseのカメラ状アーキテクチャの中核的ビルディングブロックであり、初の高分解能、アイセーフ、グローバルシャッタフラッシュLiDARを可能にしている。これは、日光フル出力、数万点/秒、200 mの距離で10%の反射ターゲットを検出できる。グローバルシャッタ取得は、長距離LiDAR業界で新たな基準となる。複雑な被写体ブレ補正が不要になり、同時に、ピクセルレベル、フレーム毎にRGBカメラデータが可能になるからである。

「当社は、940nm波長により、業界の専門家が不可能と考えたものを供給した。また、われわれは、Sense Illuminator、Sense Siliconで革命的な新アーキテクチャを実現し、最先端の信号処理パイプラインがデータ出力を小型化する。われわれのLiDARシステムは、OEMs、Tier1サプライヤ、Robotaxi会社が、競合するLiDAR技術で対処していた欠点を解決する」と同社CTO、Hod Finelsteinはコメントしている。

特に大衆市場向け自動車採用への適合のために、Senseは成熟した製造とコスト効果の優れたアセンブリプロセスを利用する。これは今日のコンシューマ技術産業で利用されているものである。レガシーLiDAR技術と違い、Senseのフラッシュアーキテクチャは、エミッタとレシーバ間の精密アライメントを不要にし、衝撃と振動の中でセンサキャリブレーションと奥行き精度を維持する。加えて、そのアーキテクチャは、顧客特化の製品変形となる設計になっている。オプティクスの変更は簡単であり、同じアーキテクチャから短距離と長距離の両方を利用できる初のプラットフォームである。

「ADASやAV向け過去のニッチ自動車R&Dプロジェクトを拡大するために,LiDARセンサは車輌の許容可能なシステムコスト、パッケージ、信頼度要件に適合しなければならない。Senseは、ウエファスケール製造を活用し、アプリケーションに特化したVCSELsとSPADsを設計することで性能限界を押し上げた」とSense PhotonicsのCEO、Shauna McIntyreは説明している。

Sense Photonicsの画期的なフラッシュアーキテクチャは、すでに、自動車メーカー、AV会社、Tier1サプライヤの関心を捉えつつある。顧客評価システムは、完了しつつあり、2021年半ばには現在の要求に合うものが入手可能になり、2024年後半には製造開始となる予定である。

(詳細は、https://sensephotonics.com)