ActLight DPDの可変感度、LiDARの3Dセンシング性能を改善

November, 5, 2020, Lausanne--クラス最高のSNRフォトダイオードで知られるスイスの技術系企業､ActLightは､同社特許の低電圧シングルフォトン高感度技術の継続的な開発が､目覚ましい結果を出したと発表した｡

現在スマートフォンLiDARスキャナに使用されているシングルフォトンデバイスは､周辺空間の深度マップを作成し､ARアプリを可能にするものであり､これらは､周辺光に対して非常に高感度であり､明るい光の中では正しい判断ができなくなる｡この問題は､今回､ActLight Dynamic PhotoDiodeの可変性によって解決された｡

要するに､シングルフォトン感度により微光で絶対深度計測ができることに加えて､ActLight技術は､明るい光の条件でも深度計測の正確さを維持している｡これは､フォトダイオードの感度を十分なレベルに調整し､判断を誤らせなくするからである｡チューニングは､フォトダイオードのバイアス電圧を調整することによって行われる｡

Dynamic PhotoDiode(PDP)の他のユニークな特徴は､低電圧動作モード(1Vから2V)である｡これは､その可変性と小型サイズとともに､それを真のローパワーLiDARシステムに最適にしている｡

ActLightの共同創始者/CEO､Serguei Okhoninは｢スマートフォンでLiDARの素早い採用は､光センサ性能改善関連で大きな需要を生み出し､当社はLiDARサプライチェーンの主要プレイヤやその顧客と話して、この技術を市場に出そうとしている｡この可変感度と低電圧により､当社のDynamic PhotoDiodeは他に類例がなく､深度センシングを次の段階に進めることができる位置にある｣とコメントしている｡

(詳細は､https://act-light.com/)