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最高640k解像度で業界最高フレームレート、医療用カメラモジュール

December, 13, 2019, Santa Clara--OmniVision Technologies, Inc.は、成長が続く最新製品、医療応用CameraCubeChipウエファレベルカメラモジュール、OCOSAを発表した。
 この新しいモジュールは、最高フレームレート60fpsで800×800の業界最高解像度、90fpsで400×400解像度でぼやけのない画像とビデオが撮れる。加えて、OCOSAは、コンパクトサイズ2.6×1.6㎜、優れた生色イメージング性能が特徴。これは、このクラスの一部の競合モジュールと違い、IRカットフィルタ搭載しているからである。診断と治療アプリケーションそれぞれに120°と90°の視野オプションで、このコスト効果の優れたモジュールは、使い捨て内視鏡には、解像度、サイズ、視野角のベストの組合せになっている。医者、獣医、産業アプリケーションに最上の画像品質を提供する。
 「既存の医療用カメラは、再利用可能カメラの場合、大きすぎる、使い捨てカメラは、胃腸、腹腔鏡検査や気道確保などの医療処置には解像度不足である。医者や臨床医は、診断や正確な手術のために、もっと小さなサイズ、解像度向上を必要としている」とOmniVisionのマーケティングディレクタ、Aaron Chiangは言う。「当社は、広範な普及に成功したウエファレベルカメラモジュールのCameraCubeChipラインに立脚している。この製品ラインは、こうした使い捨てアプリケーションにとって重要な極微小を維持しながら解像度を2倍にした」。
 IRカットフィルとがOCOSAには組み込まれており、色忠実度ロスの原因となるIR光からの色効果を除去する。この精密な色再現性は、体内の異常を正確に特定するために極めて重要である。
 OCOSAは、広い120°と90°視野オプションがある。医者に最良の内視鏡画像を提供するためである。体内での利用を可能にするためにOCOSAは、ETOおよびSTERRAD殺菌能力、防水と生体適合性を提供する、このクラスでは唯一のカメラモジュールである。加えて、消費電力は82.2mWで、内視鏡先端チップの加熱を減らし、患者の快適性が向上する。さらに、従来のカメラと違い、CameraCubeChipモジュールは、リフロー可能である。つまり、自動表面実装装置を使って、PCBボードに他のコンポーネントと同時にマウント可能であると言う意味である。
 OmniVisionのPureCel Plus-Sスタックピクセル技術により、OCOSAは高感度、高フルウエルキャパシティ、ゼロブルーミング、低雑音、安定した黑レベル、低消費電力となっている。このピクセルアーキテクチャには、埋込カラーフィルタアレイが含まれ、優れた角度応答、高い主光線角度、クロストークを低減する深いトレンチ分離が実現される。
 信号品質は、1-レーンMIPI / sub-LVDSシリアル出力により確保されている。モジュールの水平および垂直サブサンプリング機能により、医者は体内の特定エリアをクローズアップでき、同時に光源の同期とストロボ機能が画像輝度の簡便制御を実現する。OCOSAは、2×2ビニングサポートを搭載しており、これにより4ピクセルを1つに統合し、より高い感度が得られ、最速フレームレート90fpsが可能になる。
 OCOSAサンプルは現在、入手可能である。
(詳細は、http://brand.ovt.com/)