チタンサファイアおよびイッテルビウムフェムト秒増幅技術、一方は成熟し、もう一方はとてもダイナミックな状態にあるこれら2 つのコア技術は、現時点では互いに補完的なパフォーマンスを提供しており、いずれを選択するのが最適なのかは、用途次第である。
増幅されたフェムト秒レーザパルスは、高いピークパワー(電界)と非常に短いパルスによって、非線形的なプロセスと優れた時間分解能を達成するため、多数のアプリケーションに採用されている。長年にわたり、超高速発振器/増幅器システムに最適な利得材料といえば、間違いなくチタンサファイア(Ti:サファイア)であった。最近では、イッテルビウム(Yb)をドープした結晶、特にファイバが、ますます幅広い種類のフェムト秒増幅器に使用され、そうした増幅器は、パルスエネルギーと平均出力の面で、かなり異なる(つまり補完的な)性能特性を備えている。
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