February, 19, 2016--コヒレント社は、独自のセンサー技術を採用した超高速パワーセンサーPowerMax-ProシリーズにメータレスモデルPowerMax-Pro USB/RSをラインアップした。このモデルの投入により、コストを抑えた高速レーザパワー/エネルギー測定のニーズに応える。PowerMax-Proシリーズは、独自の画期的な薄膜技術を用いた全く新しいタイプのセンサーで2014年に誕生した。高速応答とともに、波長範囲およびダイナミックレンジが広く、熱的損傷閾値が高いことを特長としている。従来のサーモパイルセンサーよりも100万倍以上高速に応答するため、連続発振のレーザパワーや立ち上がり時間の測定、また変調されたレーザの特性や波長300 nmから11 µmにおけるパルスレーザのエネルギー測定に理想的である。
本新モデルは、LabMax(弊社製スタンドアローンのメータ)に内蔵されている測定回路を最新の微細化技術により、USB 2.0やRS-232コネクタの中に組込み、直接PCに接続するだけで、簡単に測定が行える。また新しくリリースされたLabMax-Pro Mobile App (Androidを搭載したタブレットPCでセンサーを制御できる)とも互換性がある。
PowerMax-Pro USB/RSはスタンドアローンのメータを必要としないため、メータ分のコストを抑えることができ、またセンサーのみを校正すれば良いので、センサーとメータの両方の校正を行う場合より、校正費用も低減できる。コスト低減と省スペースを実現する本モデルは、装置にパワーセンサーを組み込むOEM用途をはじめ、フィールドサービスのエンジニアやPC制御のテストベンチのオペレータ、研究応用などに最適なセンサーとなっている。
コヒレント・ジャパン株式会社 小型レーザ & 計測機器営業グループ
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